彼と私と心の隙間 2

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「そっか……………やっぱりユウって
Aの事、好きだったんだ」



『うん』



「あの日私が合コン行かないで
一緒にユウん家に行ってれば
別れなくてすんだのかな………」



『それは関係ないと思う。私がちゃんと
ミツさんの気持ちとかユウくんとの距離
とか考えて行動してなかったから
遅かれ早かれ別れてたと思う』



「そっか………でもタイミング悪いよね
キスされた所見られた上に撮られるなんて」



『天罰だよ。約束破った罰』



「天罰？そんなことないよ
私はAも被害者だと思うけどね」



『もう後悔ばっかりなの。より戻したい
でも気持ち伝えてもミツさんに迷惑かけるし』



「もう少し時間あけてからもう一度だけ
告白しなよ。離れて改めてAの
大切さがわかるかもしれないし」



『うん…………そうする』



「ユウとは大丈夫？」



『今日ひどいことしちゃったから』



「あれはびっくりしたわ」



『ミツさん以外に触られたくないって思って』



「あれはちょっと傷ついたかもね
今まで拒否されなかったのに急だったからね」



『あんまり気にしたことなかったんだけど
ユウくんって今まで私にたいして
スキンシップ多かった？』



「うん。前にも言ったけどAにだけね
今まで良かったのになんでって思ってると思う
たぶん、Aの様子おかしいから
別れたか何かあったか聞かれるかもね」



『そうだね』



「聞かれたら別れたことは言ってもいい？」



『いいよ。本当の事だし…………』



ユウくんともちゃんと話さなきゃいけないかも



「恋愛って思った通りにいかないよね…………」



『うん』



「早川先輩…………今、どんな気持ちでいるのかな………」



沙織の呟きがなんだか胸に突き刺さった

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