彼と私と心の隙間

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私の心配は的外れだったみたいで



あれから数日経過したけどユウくんとの関係は
今までとは全く変わらなかった



気にしていたスキンシップも特になくて



自信過剰だったんだと反省する



『もう！沙織が変な事いうからめっちゃ
気にしたのに！』



「ごめんって。本当にユウがAの事
好きなように見えたんだもん
勘違いだったみたいだね。えへへ」



『えへへじゃないよ本当に』



悩んだ数日を返せ



「で？疑惑のユウは今日はいないの？」



『今日は居ないみたいだね
っていうか疑惑とか言わないで
かわいそうだよ』



「ごめん、ごめん
でもユウって超イケメンなのに
彼女いなそうだし不思議だわ」



『確かに』



「それより今日合コンなの！
Ｓ大とT大のイケメンだって！
絶対に連絡先ゲットしてくるから」



『頑張ってね』



「午後の講義終わったらダッシュで帰るから」



沙織は宣言通り午後の講義が終わったら
すぐに帰っていった



私も帰ろうと思ったら
ミツさんから嬉しいLINE



ー 大学終わった？
　 友達が実家から野菜送られて来て
　 食べきれないからって沢山もらった
　 野菜たっぷりのカレー作るから
　 今日食べに来ない？ ー



ー 行く！今、終わったからすぐ向かうね ー



ー Aの為に頑張って作っちゃうもんね〜♪ ー



今日は合う予定がなかったけど
ミツさんに会えるなんて嬉しい



バイトもあるし学業もおろそかに
しないようにって週1、2回しか
会えてないから突然のお誘いは嬉しい



しかもミツさんの手料理が食べられる



私の為に頑張って作ってくれるらしい



きっと豪快で野菜がごろごろ入った
カレーになるって想像できる



楽しみ♪



ウキウキ気分で大学を出たら携帯が鳴った



誰からかな？



そう思って画面を見たら



ユウくんだった

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