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玄関前には自転車に乗って待っているミツさん
「乗って」
私はまた立ち乗りで後ろに乗り
ミツさんの肩をつかんだ
相変わらず安定感抜群の運転に
今日は怖さを感じず肩を軽く掴むくらいで
安心して乗る事が出来た
『送ってくれてありがとうございました』
家に着き自転車を降りてお礼を言った
するとミツさんが小さなコンビニの
袋を差し出した
覗くと丸いキーホルダーのようなものと
ボタンがついた機械が入っていた
『なんですか？これは』
「この丸いのは防犯ブザー
これを引っ張ればブザーがなるから
こっちはボイスレコーダー
このボタンを押すと声が録音できる」
？？？？？？？？？
なんでこれを？
よくわからなくてミツさんの顔を見つめた
「父親が怖いんだろ？二人きりになって
怖い事をされそうになれば使えばいい
家の中だってブザーがなれば怯んだ隙に
逃げれるかもしれないし
言葉で嫌なことを言われるようなら
録音して母親に聞かせればいい」
私の事…………心配してくれたんだ
すごく嬉しい
「まぁ使わないに越したことはないけど
念のためな。防犯ブザーは子供の時に
もらったものだしボイスレコーダーは
親父が母親の浮気の証拠を押さえる為に
買ったものだから…………
まぁそんな親父も出てって生きてるかも
わかんないからもう使わねーだろうし
俺はもうどっちも使わないから持っとけ」
『ありがとうございます』
お礼を言うとミツさんは颯爽と帰って行った
ミツさんの背中が見えなくなるまで
見送った後に家に帰るといつも聞こえる
テレビの音もなく静かだった
妹と母親はまだ帰ってきてないようだし
義父も見当たらない
『誰もいないんだ…………』
私は自分の部屋に入ろうとした時
「おかえり」
急に声が聞こえてびっくりして振り返ると
すぐそこに義父が立っていた
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じゅん(プロフ) - ★mmiioo★さん» しっかりしてる大人がいると安心しますよね！確かに今が踏ん張り時かも？？頑張れ主人公ちゃん！！ (2019年2月11日 12時) (
レス) id: e1592c820e (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - おばあちゃーん！力になってくれる大人がそばにいてよかった。主人公ちゃん、今が踏ん張り時！心身癒して！ (2019年2月11日 11時) (レス) id: 935b0f6d3b (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - valonさん» valonさんはじめまして(*￣∇￣*)この作品に出会ってくれてありがとうございます！主人公ちゃんがこれからどうなってしまうのか今後も楽しんでいただけるように更新頑張ります！ (2019年2月10日 14時) (レス) id: e1592c820e (このIDを非表示/違反報告)
valon(プロフ) - はじめまして(^^)今回の作品から初めてじゅんさんの作品を拝見させていただいてます。主人公ちゃんの描写が切なすぎて、続きが気になって一気に読み進めてきました。トミさんの暖かいキャラクターも大好きです。これからも更新楽しみにしております。 (2019年2月10日 10時) (レス) id: 31c6acc0b4 (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - ★mmiioo★さん» お母さん！主人公ちゃんの気持ちちゃんと考えてあげてって感じですよね〜(T_T)切ない………怒濤の展開ですが主人公ちゃんがどうなっていくのか見守ってあげて下さいね！ (2019年2月9日 17時) (レス) id: e1592c820e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゅん
| 作成日時：2019年1月19日 6時
