にほんごのせんせい。【YG】(完結)

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猫じゃらしがおもしろい訳でもねぇのに、楽しそうに笑うヌナにつられて、笑ってしまう。




「やだ〜ほんとに猫じゃらしが好きなんだね。

ホンモノのネコじゃーん、ニャンニャン」




バカにしてくるヌナにも、かわいらしく笑うヌナにも、もう我慢できねぇ。発 情する。





ヌナの狭い部屋の安物の薄い布団。



高価なオレのデカいベッドよりも、ずっといい。



「オレもこのネコじゃらしとやらで、遊んでやろうか？」



「や、やだ」




真っ赤な顔して、テレる歳上の教師。





「ねぇ、どーしてほしい？」



そして、ヌナの身体を甘噛みして、手も進めていくと、もう濡れている。




「ほんと、どーしようもねぇ先生だね。」




いつも騒がしいヌナもこういう時はしおらしい。




「だって……ユンギが……」




「あ？オレがなに？センセが煽ってきたんじゃねぇの？

責任とりな」




スーッと、ネコじゃらしを身体に這わすだけで、ピクってするヌナ。



あぁ、もうたまんねぇな。















ヌナが仕事する横で、オレも曲を作る。



今ならいいモノが出来そうだ。



湧き上がってくるリズムをコンピューターに打ち込む。

自然と揺れる身体。



すると、なんだか視線を感じる……ナニ？






「すごいもんだね。そうやって、曲が作られていくんだ。」



別の生き物をみるような目で見てくるヌナ。





ヌナはヒップホップとか聴かないらしい。




そして、ラップなんかは、あれは音楽なの？さっぱり分からないって。


ヒップホップを愛さないオンナに惹かれる日がくるとは思わなかったな。



でも、少しでもオレに近づいて欲しくて、恥ずかしいけど、オレの生んだ曲を聴かせる。



全く音楽の分からないヌナに、どっちがいい？なんて聞いてみると、意外とおもしろい。



素人のインスピレーションも、勉強になるんだ。








この幸せ、一生続きますように……

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