にほんごのせんせい。【YG】(完結)

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あ、そうだ、忘れてた。


｢これ、もらい物だけど｣


前にコンビニのスイーツを喜んでたのを思い出して、たまにはと思って、来る途中にあったオシャレな店で買ってきた。





｢えーヤダ〜〜何これー！チーズケーキじゃん。
めっちゃ美味しそー。ミン君がせっかくもらったのに、いいの？｣




コーヒー入れるねって、ルンルンしてる。


｢腹いっぱいだし、オレはいらね｣




ケーキをお皿に入れて、コーヒーと一緒に持ってくる。


ん？……ジョングクにもらったマグカップ、早速使ってやがる。

オレの視線に気づいたのか、かわいいよね〜気に入っちゃったって。





｢オレのもいる？｣

｢オレのって？｣

｢オレの作ったキャラ｣

｢えー！ミン・ユンギまで、キャラ作ったりするの？

意外ーー。どうせ無愛想な顔してんじゃないの〜ㅋㅋㅋ｣




どういう意味だよ。



チーズケーキを食べて、きゃー美味しい♡って、嬉しそうにニコニコしてる。



歳上の女の人に、かわいいと言う表現を使うのはよくないのだろうか。



｢コレ、多分いいところのチーズケーキよ！

鬼ウマ。ほんと、ヤバいわ。ハナシのネタに食べた方がいいよ。

くれた人の為にもひと口だけ食べなよ。ほら、あーん｣




あーんって……あ……どうすりゃいいの、これ…




｢ほら、ひと口くらい入るでしょ！

甘いものは別腹なんだから、ほらっ、あーん｣





強引に口の前まで持ってくるから口を開けた。


間接キスっての？これ。





｢どう？めっちゃ美味しくない？ヤバいよね｣




ニッコリ笑顔で聞かれて……意識してるのはオレだけだと悟る。





｢コレくれた人、センスあるわ。

どこにあるんだろうね、このお店｣





オレはケーキとか食わないからよく分からんけど、気に入ってくれてよかったわ。


















また事務所に戻り、ナムジュンと一緒に作業。







｢ヒョン、なんかいい事ありました？｣




なんだよ……いい事？特にはナイけどな。

ま、腹は満たされたな。あとは…



｢美味いチーズケーキの店をみつけた｣



｢ヒョン、ケーキ食わない人じゃん｣




｢あぁ、そうなんだけど、かなり美味しいらしい。

ま、ひと口も美味かったかな。｣

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