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着いたのは、私も日本語のレッスンで訪れる彼らの事務所の地下駐車場。




タクシーから下ろされ、そのまま手を引かれて建物の中へ。




「痛っ」


傷だらけの足なのに、また何かを踏んでしまったのかな。



すると、彼は何も言わず、私を抱っこし、
エレベーターに乗り、とある鍵のかかる部屋へ運んだ。





ソファに座らされ、ブランケットをグルグル巻に被せてくれる。




そして、ミン・ユンギは出ていった。









この部屋は、パソコンの他にもたくさんの機材がいっぱい。

音楽をする人の部屋ってかんじだな。

バスケットのユニフォームも飾られている。








ボーッと部屋の観察をしていると、
お湯の入ったバケツにバスタオル、温かいココアを持ったミン・ユンギが帰ってきた。






「ん」






ココアをくれた。



冷えた身体に、しみる。


気が利くね、ミン・ユンギ。







そして、私の足元にしゃがみこむと、私の傷だらけの足をお湯につける。




「痛い!」



傷がしみる。



「ちょっと我慢して」




血も出て、汚れてるのに、丁寧に洗ってくれる。




そして、どこからか、救急箱を持ってきて、絆創膏をはってくれた。




腕をまくって、アザをみつけると湿布も貼ってくれた。



首元の噛まれたところにも薬を塗ってくれる。




「あとの、みえねぇところは、さすがにな……」


「他は大丈夫……」



されるがままの私がそう言うと、



「ん。

オレ、やらなきゃいけねぇことあるから……このままここで寝てな」


って、パソコンの前に座り、カチカチ作業をしだした。







え?何もきかないの?






「ミンユンギ君、助けてくれて、ありがとう」



背中に話しかけた。






「ん。」





安心してしまった私は少し眠ってしまった。

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みんと(プロフ) - ぱせりサマ、ありがとうございます♡日本語教師、すごいですね。いつかユンギ達の先生になって欲しいな笑 (2023年4月22日 7時) (レス) id: 09c93d3c8c (このIDを非表示/違反報告)
ぱせり(プロフ) - 初めまして🙇⤵︎小説とても面白いです✨️✨私は実際に日本語教師をやっているので、更に面白いです❣️「たら、ても」最近授業で教えたので、親近感がわきました🤭 (2023年3月19日 14時) (レス) @page42 id: 02efd1a59b (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - はるかサマ、ありがとうございます!たっぷり甘さを味わってください♡ (2023年2月25日 20時) (レス) @page45 id: c1eb0ff0ef (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 甘い!甘すぎる!ユンギが甘すぎる!最高すぎる! (2023年2月24日 22時) (レス) id: 0a91804001 (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - Suzuさま、ありがとうございます♡今日も直帰お願いします笑笑 (2023年2月21日 19時) (レス) @page22 id: c1eb0ff0ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みんと | 作成日時:2023年2月17日 21時

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