にほんごのせんせい。【YG】(完結)

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ある日、私は職場の校長から呼ばれた。


｢Aさんは、アイドルとかに興味ある？｣



アイドル……ないと答えるのは失礼かな。



｢すみません…
興味ない訳ではありませんが、あまりよく知らないんです。｣



｢そうだよな。

じゃ、よかった。


実はね……
あるアイドルグループから、日本での活動も増えてきたし、

日本語のレッスンをお願いしたいと依頼がきて。｣





なかなかヤンチャな男の子たちみたいだから、大変である、

本人たちは、女性の先生でないと嫌だと言ってる、

前の先生は、色々あって辞めた。


異性を意識するような先生は困るから、既婚者の女性教師を探していると。






なんだかめんどくさい……



お断りをしようと思ったところで、その授業料の良さに、引き受けることにした。










初めての授業ーーーー


なめられては困る。

ビシッといこう。



ちなみに、年齢は30歳ということにしてもらっている。




彼らの待機する部屋に行くと、

ダンスする人、ゲームする人、寝てる人。





｢はい、始めます！！｣



起きない。



机を思いきり、たたく。

｢起きてください！｣





やる気はあるのか、コイツら。


｢前の先生は、優しかったかもしれません。

でも、私は、厳しくいきますので、よろしく。｣




TH｢せんせい、きれいです。｣

JM｢かわいいです｣

JN｢せんせい、あいしています｣

RM「これから、お世話になります、先生。

ほら、ジョングガ、お前も挨拶しろ…」

JK「あ…センセ、オナガイシマス、ポクのナマエは、ジョングクデス。」

JH「おぉ、ウリマンネが、曰本語はなしてんじゃん、さすがだな〜、先生、マンネはなんでも出来ます！マンネを曰本語担当にしましょう！」

TH「何言ってんの、ヒョン。

オレはキレイなA先生と曰本語勉強したいなぁ〜」

JM「そうだよ、ヒョン、こんなかわいい先生とお勉強出来るなんて、幸せじゃん♡」

JH「だよな、だよなー、先生、ボクもがんばります！

たぁーくさん、教えてくださいね！
あいしてマース!!」




調子のいい子たちだな。さすがアイドル。

でもね、私は、そんな手にはノラナイんだよ！




｢ありがとう。しっかり勉強してください。


では、はじめます｣




クールにいくんだ。

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