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40 YG ページ40
じゃ、そろそろ、一度合わせてみようって。
さすがプロのジョングク。
マイクの前では、気持ちもすっかり込めて、もうこの歌を自分のものにしている。
黄金だわ。
驚いているのは、Aも同じみたいだ。
絶対音感の持ち主のAには、ズレた音もなく、正確に歌いこなすジョングクの声が気持ちいいみたいだ。
だけど、もっと驚いているのはジョングクだった。
JK｢なんで？
ちょっと、A、マジで超歌いやすいんだけど。
なんで、オレがこういう歌い方したいとか、この部分ためて歌いたいとか分かんの？
オレたち、相性良すぎんじゃない？付き合えるよ。
絶対うまくいくわ、おれたち｣
なに言ってんだか。
YG｢本番行きマース｣
声を掛ける。
JK｢いやいや、待ってよーー、話させて〜ㅋㅋㅋ｣
作業はすこぶる順調に、すすんでる。
休憩で、ジョングクが席をはずしてる間に、Aと話す。
｢お前、調子いいじゃん。ジョンはどう？｣
｢素晴らしい歌手だね｣
｢で、相性いいんだって？付き合うの？｣
｢は？なんで私とジョンが付き合わなくちゃいけないのよ！｣
さっきまで、無口だったのが、2人になったとたん、リラックスして話すコイツがなんだかカワイイ。
しかも、ジョングクには興味ないらしい……笑
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作者名：みんと
| 作成日時：2022年9月9日 17時
