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クスリでおかしくなった奴もたくさん見てきたんだろうな。
オレの大切なダチもその魔物で狂わされた。
｢やんねぇわ、おまえこそ。で、タバコは？｣
｢もちろん、吸ったことあるよ。
まわりで吸ってない奴なんていなかったくらいだから。
ばあちゃん死んで、小5のときかな……母親の男が置いていったやつ吸ったけど、むせてむせて……
そんで、そのあと、車酔いのきつい様な…とにかく気分が悪くなって思い切り吐いた。
それから、私の身体には合わないんだなって思って、吸わない｣
｢小5で、どんなキツいタバコ吸ったんだよㅋㅋㅋ｣
色んな体験してやがる。
ヤンコチとAの話をツマミに酒がすすむ。
｢ヒョン!!｣
いきなり呼びかけられ、声の方向をみると、ジョングク。
横にはセブチのミンギュか？
｢なんだよ、ヒョン！
オレがヤンコチ連れてって言ったのに先に帰るわ……それで？オレを置いていったくせに、かわいい子と来てんの？
見損なったわ、マジで｣
かわいい顔して拗ねるマンネ。
当たり前のように、オレの横に座る。
ミンギュも｢お疲れっす｣なんて、Aの横に座る。
｢お前ら、あっち行けよ｣
185センチ超えのデカい男に横に座られ、Aは、急に小さくなってビビってんじゃん。
JK｢行かないよ！せっかくだから、ヒョンに奢ってもらうもん｣
奢ってもらうもん…もんってなんだよ。
｢分かった、奢ってやるから、あっちの席に行けよ｣
JK｢わ〜ヒョン、やらし〜。で、どなたです？このかわいい人。彼女？出来たの？｣
｢彼女じゃねぇよ｣
そう言ったとたん、ミンギュの目つきが変わった。
MG｢マジ？ ヒョン、この子、小さくて超かわいいじゃん。
はじめまして、オレ、ミンギュ。何歳？｣
YG｢ヤー、ミンギュ、触るな｣
馴れ馴れしいな。Aはすっかり固まっている。
JK｢ヒョン、彼女じゃないなら、どういう関係？｣
つっこんでくるジョングク。
YG｢あー、家政婦｣
JK｢は？なに？こんなかわいい子が家政婦なんてㅋㅋㅋ…もっとまともな嘘ついてよ、ヒョン｣
笑うジョングク。
YG｢事情があって、住み込みで働いてもらってんだわ｣
目を丸くしてやがる。
JK｢え？ヒョンが？他人と住んでんの？｣
MG｢もしかして、ヒョン、その…夜の方の相手の……｣
思わず、ミンギュの頭をヤンコチの串でシバく。
いたたまれなくなったんだろう、私、トイレって、席を立つA。
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作者名：みんと
| 作成日時：2022年9月9日 17時
