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ユンギさん





ひとつ歳上の会社の先輩




普段、愛想は悪いし、仕事なんてそんなに教えてくれない





でも、聞けば、

“どうしてそうすると思う?‘’
‘’これになんの意味があるんだと思う?‘’

なんてことまで、私にしっかり考えさせ、
私って仕事が出来るのかなって思わせてくれる。





普段、頑張っていても、頑張って当然だろって塩対応




でもでも、時折、


「すごいじゃん」

「出来んじゃん」


って言葉少ないけど、褒めてくれる





それが、嬉しくって






ユンギさんを好きになるのは必然の出来事だった








仕事を覚えていくのと同じように





好きになるのも、必然だった











勘のいいユンギさんは、

私が彼を好きな事、気づいていたんだろうな








1年目のバレンタイン





同期のホソクとナムジュンに義理チョコを渡した




もちろん、マーケティング部のおじさん方にも
日頃の感謝という意味で
ちょっとしたものを配った






そして、ユンギさんにも

ついで感を出しながら、よかったら〜なんて渡した








それなのに、ユンギさんは


「おっ、サンキュ」




って、それが本命チョコだと分かってるような見透かした笑いをしながら受けとった







そんなバレンタインから3週間ほどたったある日……

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作者名:みんと | 作成日時:2024年3月23日 8時

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