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残された私は、なんだかいたたまれない気持ちで……




やっぱり、私は捨てられたんだな……





ユンギさんは、私よりも仕事を選んだんだよなって







でもなによ!





後悔しちゃってるような顔して

新しい彼女まで作っちゃって!


許さないんだから。










その後すぐ来たユジンとご飯に行ってても、

ユンギさんを思い出す






言ってる事は強気だけど、
さっきの弱々しそうなユンギさんを思い出すと心が痛くなる





風邪かな…




こないだのジョングクくんもだけど、男の人って、何も食べなかったり、薬も飲まなかったりするよね





ユンギさんだって、いつも私が薬とか栄養剤とか準備してあげなきゃ飲まなかったよな








捨てられたオンナなのに、
ほおっておけない嫌な性格の持ち主の私







ご飯を食べ終わり






ユジンにも、気になるなら行けばいいじゃんって言われ、

ドラッグストアに走った






お薬や栄養ドリンク、簡単に食べれるものを買って、
オフィスに戻ると、

やっぱりユンギさんはまだいて…机に伏して寝ていた






透き通るような肌のユンギさん




とても綺麗な顔をして眠っている








手を伸ばせば触れることの出来る距離なのに







上司と部下…そんな今の関係





今の私には、ユンギさんに触れるなんて、そんな権利なんてなくて






ユンギさんにとっては、私より仕事の方が大事だったの?







またこの場所に帰ってくるなら、

どうして、待ってろって言ってくれなかったの?





私は、ユンギさんの人生に邪魔だったのかな……






たくさん聞きたくなるけど、ユンギさんの嫌がりそうな、面倒なオンナにはなりたくなくて、、、




みつめるだけ





ゴホゴホッ


寝ながら咳をしている





寒くないかな…



近くにあったブランケットをそっと肩にかけた






そして、
机に買ってきたお薬の袋を置いてその場を離れようとした時……








後ろから、手首を掴まれた









「A」

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作者名:みんと | 作成日時:2024年3月23日 8時

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