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仕事モードに入ると、たちまち、出来る男になる
ちらりとのぞいてみても、分かりやすい文を書いてるな
真剣にパソコンに向かう姿を見て、本当にいい男性だと思う……
「ジョングクくん……昨日の話だけど……」
そう言うと、私の顔を凝視するかわいくて整った顔
「あのね…ジョングクくんがどこまで、本気なのか、
からかってるだけかは、分からないけど、
私はね、しばらくは、恋愛はいいかなって。
ん……ま、部長の事をすっかり忘れたとは強く言えないところもあるけど、
なんか、また恋愛しても、
私、また捨てられちゃうんじゃないかって、
本気になれない様な気がするんだ」
「ボクは絶対そんなことしません!」
「ジョングクくんが…とか、そういうワケじゃなくて、
そんな自分が嫌なの。
誰かの事を全力で好きになるとか、
そんな事も今はしたくないの」
「部長の事、すごく好きだったんですね……
確かにいいオトコだし
でもね、ボク、比べません。
部長は部長。
オレはオレ!
オレの愛し方で、Aさんを愛して、大事にします……
そりゃ今すぐにでも、自分のモノにしたいけど……
Aさんは、めっちゃいい女性だから、
少しでもアナタに近づけるようないい男になるように頑張ります。
焦りません。
ゆっくりいきます。
そして、いつか、
Aさんの中から部長が忘れ去られるくらいの男になって、
Aさんをメロメロにしちゃうから…
だから、今はいいです。
その代わり、覚悟しておいてください」
さあ、仕事仕事!
優秀なオトコになんなきゃな
なんて、首をコリッコリッとならしてから、またパソコンに向かいだした
すごい男の子に好感をもっていただいていたようだ……
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作者名:みんと | 作成日時:2024年3月23日 8時