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明日、ジョングクくんが初めて、ブレゼンをする


プレゼンデビューだ

しっかり準備もして、偉かった




地方でのプレゼンだから、朝早くに出発する


今夜は早めに帰って、早く寝ようかと思っていたんだけど

ウチに帰ってから、もうひとつ、あの資料も配布した方がよかったかなって、気になっちゃって


仕方ないから、会社にもう一度取りに行くことにした






夜の10時前


ウチの部は
流石に誰ももういないだろうなって思ったけど

電気がついていた



そして、1人残っていたのは…




ユンギさんだった



「お、どうした?」


「明日の資料を1つ忘れてしまって……」


「そっか、お疲れさん

ちょうどよかったわ、
明日のプレゼンの原稿、ちょっと目を通したんだけどさ……

ここんとこ、説明くどいから、ここは省いていいと思う

その分、こっちをアピールする時間にあてられるから。」




私も同じ事思ったけど、課長に指摘されて、そのままになった部分だ


やっぱりユンギさんステキだ




日中は、外出したりする事が多い分、こんな遅くまで、ちゃんとチェックしてくれていたんだ



2人でユンギさんのパソコンを見ながら話す


距離が近いな


ユンギさんの香水の匂いが昔を思い出させる






でも、意識してるのは私だけ






「ジョングク、明日デビューだろ

必要ないかと思ったけど、初めてで、成功させてやりてぇから、ちょっと目を通しといた

あとは、お前がついてるから、大丈夫だな」



そして、優しく微笑む




だめだよ、わたし





ユンギさんを忘れなきゃなのに…



これ以上、ユンギさんにハマっちゃだめ



私は捨てられた女だぞ





「ありがとうございます、部長…

ジョングクくんに、その旨、伝えます」




そして、一礼して、下がる

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作者名:みんと | 作成日時:2024年3月23日 8時

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