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熱を測ると38度を超えていた




話を聞くと、一昨日の夜、雨に濡れて帰ってきたけど

酔ってそのまま服を着たまま眠ってしまったらしい



それで、熱が出て、あまりにもの辛さに
ぶっ倒れたままだったと





「バカじゃないの?

昨日も一日何も食べないで寝てたって事?

死んじゃうよ!バカ!」




「Aさん、仕事の時は怒らないのに……

プライベートじゃこんな怒るんだ…」





「だって、私が今日来なかったらどうしてたの?

誰か呼びなさいよ!

あなたなら、すぐに駆けつけてくれる女の子たくさんいるでしょ」




「そんなのいませんよ…Aさんじゃなきゃイヤだもん」





イヤだもんって何なのよ

急にまたかわいこぶって…




布団をかぶり、目だけ出して、シュンと怒られてるジョングクくんは、確かにかわいくて、笑ってしまう





「とにかく!ちょっと買い物行ってくるから
1度着替えて、おとなしく寝てなさい」







来る途中に見たスーパーに行き、簡単な食材とかポカリ、冷えピタ、風邪薬とかを買って戻った






ジョングクくんはちゃんとベッドでおとなしく寝ていた






「おっ、ちゃんと着替えて、寝てたんだね。お利口さんだ」




素直なジョングクくんがかわいくて、ついお姉さん気分だ





「Aさんに褒められると嬉しいな」




熱が高くてしんどいくせに、ニコッと笑う




「愛嬌はいいから、寝ときなさいよ!台所借りるから」





簡単に雑炊を作り、戻ると

本当にスースー息をたてて、寝ていた





素直すぎないか?

かわいいんだけど






少し寝顔を見ていたけど

雑炊も冷めちゃうし、薬も飲まなきゃだし





「ジョングクくーん、少し起きれる?」



起こすと、可愛い目がパチッと開いた



「あー、せっかくAさん来てくれて

オレん家の台所にいるのに、寝ちゃうなんてもったいないことした」



そして、おいしそうだって




「食べれる?どうぞ」




すると、首をふるジョングクくん

嫌いなのかな、雑炊







「スプーンを持つ力がありません」




確信犯だ




「こんなにもおいしそうなのに…

それから薬も飲まなきゃなのに…

スプーンを持てないなんて…」





悪い子だなぁ

そう思うのに


「はいはい、私が食べさせればいいのね」


なんて、甘やかしてしまう私って、この子に何か魔法でもかけられた?

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作者名:みんと | 作成日時:2024年3月23日 8時

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