検索窓
今日:76 hit、昨日:74 hit、合計:68,669 hit

29 ページ29

いつも元気いっぱいのジョングクくんが欠席




「Aさん、おはようございます!」

そう言ってニコニコ挨拶してくれるジョングクくんがいないだけで、なんだか調子狂うな


ジョングクくんも、風邪ひくんだな










そして、次の日も休みだった



総務の人が来て、書類の漏れがあったと。


どうしても、チョンさんにサインをしていただかないといけないんですが…今日締切でって




仕方ないから、私が、お見舞いがてら、ジョングクくんの家に訪ねることにした





会社で、聞いた住所を頼りに向かう







インターホンを押しても出ない




もしかして、風邪とか言って、遊びに行っちゃったとかないよね

ジョングクくんに限ってそんなことは…




仕方ないから、電話をかけた



しばらくして、「……はい」って死んだような声



「あ、ごめんね、今ジョングクくんの部屋の前なんだけど…」



「……えっ?」


「突然ごめんね、寝てたよね…どうしても今日中にサイン欲しくて。本当にごめん」


「開けます!」






しばらくすると、ドアが開いた


いつも清潔感のあるジョングクくんなのに、寝癖はすごいし、なによりも、すごくやつれていて……




「ジョングクくん!大丈夫なの?」


「あぁ、すみません、こんな格好で……なんとか生きてます」


絶対大丈夫じゃないやつじゃん



「熱、高いの?何か食べた?薬は?水分、ちゃんと取ってる?」



私の立て続けに質問に

まぁ…って、これ、絶対何もしてないやつだわ




「ごめん、ジョングクくん、おじゃまするよ!」


「あの、散らかってるんで、今日はダメです」



なんて言うジョングク君を押し退けて、お邪魔する





なんとまぁ…

脱いだものは脱ぎっぱなし

物が散乱していて…いつ飲んだビールの缶?ゴミも捨ててない






これが男の子の1人暮らしの現実なんだろうか





ユンギさんは、スマートに暮らしていたけどな…

なんて、つい比べてしまうのは私のダメなところだな







「その…いつもはもっとマシなんですけど
いや、なんというか…病床にふせっておりまして……」


焦るジョングクくんに、母性本能というか、私がなんとかしなくちゃって気持ちがフツフツと湧いてくる



「よし、あなたはとにかく、熱測って寝なさい!」



上着を脱いで、腕まくり


とりあえず、彼を寝かせて、私は、ゴミを集めたり、服を片付けたりと足場を確保



なんだかやる気が出てきた

30→←28 JK



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
350人がお気に入り
設定タグ:BTS , ユンギ , ジョングク
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みんと | 作成日時:2024年3月23日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。