22 ページ22
前部長と部下1人ずつに挨拶にまわっているようだ
ひとまず、化粧直しでも…
と思ったところに、課長から呼び止められた
「Aくん!Aくんはユンギ部長の事知っているもんな
よかったな、戻ってこられて…
部長、Aくんは、よく頑張ってますよ」
「よろしくお願いいたします
朝イチで、資料を送らないといけないので、失礼します」
ぺこりとお辞儀してその場を去った
久しぶりなのに、いつもよりさらにブサイクな私
目も合わせられない私
情けない私
就業後、歓送迎会が開かれることに
「月曜から、飲み会はキツイですか?
元気ないけど、大丈夫ですか?
Aさんの分までボクが飲みますから、無理しないでくださいね」
私の横の席に座りながら
優しいのか、気をつかってくれるジョングクくん
私の目の前に座っているテヒョンはジーッとみつめてくる
「ヌナ、大丈夫?」
詳しくは知らないけど、この子は私とユンギさんの事を少し知っているはずだから、心配してくれてるんだろう
「乾杯して、少ししたら、オレ送ってあげるから、コンビニ寄ってアイス食べて帰ろ」
「は?なんでヒョンが?
ヌナ、オレが送りますから、帰りたくなったら
ボ・ク・に!言ってくださいね」
そんなジョングクくんに向かって
変顔をするテヒョン
それを真似するジョングクくん
バカな2人…かわいいな…
思わず笑っちゃう
「まだまだ帰んないよ!飲むぞー」
「飲むんかーい、やけ酒とかやめてよ、ヌナ」
「しないよ」
ビール瓶を持って、挨拶に回っているユンギさんを横目に
目立たぬように、地味に飲んで、少ししたら帰ろうって思っていた
それなのに、この男の子二人がそうはさせてくれない
「見てみてー、ジミン、バカだよ」
ジミンから、テヒョンの携帯に、変顔が送られてきた
ヒドイ顔だわ、ジミン
それに対し、負けじと、変顔を写メ撮って送り返すテヒョン
お前もやってみろって、ジョングクくんの変顔まで撮る
イケメンが台無しだよ
350人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みんと | 作成日時:2024年3月23日 8時