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ドアを開けて、部屋に入ると、靴を脱ぐ間もなく
「誕生日のプレゼント、もらうわ」
って、私に口づけてきたユンギさん
咄嗟の事で頭が追いつかない
息が、息が苦しい…
息を吸うために開いた口にユンギさんのが入ってくる
「ずっと狙ってた」
ズルい…
ちゃんと好きって言って欲しいのに
でも、ユンギさんに惚れこんでる私は
「ユンギさん、好きです」
スグに言葉にしちゃうんだ
知ってる……って言わんばかりに、
フッて笑ったかと思うと、またくるユンギさんの強いキス
倒れそうになると、しっかり支えてくれて……
「誕生日のプレゼント…もっとくれる？」
だから、ズルいってば…
「私の全部もらってください」
ズルいユンギさんに仕返ししたいのに、チョロい私は
そんなコトバが勝手に出てきちゃう
「かわいいこと言うじゃん」
余裕なユンギさん
かっこいいユンギさん
私は余裕がなくて、胸が壊れそうだ
恥ずかしくて、その胸に顔を埋めるのに、
私の顎を持ち上げると唇を奪ってくる
「とりあえず、入るか」
そういや、まだ玄関
もしかして、ユンギさんも余裕なかったのかな
…都合の良い妄想をする
靴を脱いで、ユンギさんの匂いのするベッドまで手を引かれる
「あ、あの…シャワーとか……」
そう話す私の言葉を遮るように押し倒される
「ちょっとくらいお前の香りが残ってるくらいの方がいいんだけど…」
そ、そんな……
ユンギさんって意外と野性的？
手馴れてる？
でも、何も考える事が出来なくなるようなキスがふってくるし、
ユンギさんの手が私の身体を這う
「あっ」
思わず出ちゃう声に慌てて
手を口に当てる
でも、ユンギさんはその手をどけると耳元でささやく
「声我慢すんな…
我慢しないで、もっと啼きなよ…
オレために…啼ける？」
その言葉だけで、身体の奥があつくなる私は
おかしいんだろうか
「あぁぁ〜、ユ、ユンギ、さん……スキです…」
「んっ……かわいいな、おまえ…」
彼氏となったユンギさんは、口数は少なめで、なかなか好きとは言ってくれないけど
想像以上に甘かった
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作者名：みんと
| 作成日時：2024年3月23日 8時
