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重「ぷはっ。」
まずい、Aさんが息をしていない
浜辺から少し距離があるし、仰向けでないと気道確保も人工呼吸もできない
どうする、どうするのが正解だ
A「げほっ、ごホッ…！」
頬を微かな風が撫で、遠ざかっていた意識が戻ってくる
重「Aさん！！」
目を開けると、抜けるように青い空を背に、
重さんが今にも泣き出しそうな表情を浮かべていた
重「良かった、本当に…！」
まだ力の入らない身体を重さんが抱きしめる
A「…助けてくださったんですね」
きっと、気絶した私を海上で支えながら、なんて物凄く
大変だっただろう
重「本当にすみません。俺が誘ったりしなければ…！」
A「そんな事言わないで下さい。色々な魚を見れて、重さんとお話出来て、私はすごく楽しかったです。それにほら、今こうして元気に息もしてますし！」
私は本当に大丈夫
だからそんなに、泣きそうな顔で笑わないで
重「…ありがとう。じゃあ、とりあえず岸に戻りましょうか。俺が抱きかかえて泳ぐので」
そう言われてみると、今更ながら肌と肌との接触を実感し、気恥ずかしさが頭をよぎる
しかし他に為す術もないのでおとなしく頷いた
岸に着くと、重さんが私の体を支えながら歩いてくれた
重「もし、もしも後遺症で体に不具合が生じたなら、その時はすぐに言ってくださいね。責任、とりますから。」
A「責任って、大袈裟ですよ〜笑」
重「俺は本気です」
重さんが私の目をじっと見つめる
それはまるで本当に決意が固まっているような、淡いグレーの瞳で
耐えかねた私が先に目を逸らした
A「な、なんだか照れます…！」
重「慣れてください」
A「重さんってそんなキャラでしたっけ…？//」
重「言わないと気づかないんだってことに、気づいただけですよ」
A「なるほど(？)」
重さんとお喋りしていたらあっという間に元の場所へ
戻ってきた
久々知「あ！先輩、何処へ行ってたのですか？？」
A「ちょっと、重さんに連れて行って貰ってたの！
楽しかったよ〜」
久々知「それは良かったですけど…。まあ良いです。
行きましょう、先輩。」
A「うん！それでは重さん、また後ほど」
ぺこりとお辞儀をしてその場を離れた
重「＿＿＿＿＿これは、ライバルが多いな。」
吐き出された小さな一言は、生温い潮風と共に波へと
連れ去られていった。
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夜桜レイ - リンクこちらから「https://uranai.nosv.org/u.php/event/yonue/」やり方画面にペースト合わせ出来ると思いますご返信、お待ちしております！ (2022年5月20日 8時) (
レス) id: b0c02152ce (このIDを非表示/違反報告)
夜桜レイ - はじめましてこの作品毎月私も楽しみしています！今イベントという作品でもしもお誘いご迷惑でしたら申し訳ありません。いろんな好きなランキング、自分の作品、何位かを見られる作品です「あなたの作品に誰でも作品大歓迎！」です (2022年5月20日 8時) (レス) id: b0c02152ce (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 受験頑張ってください！！ どうか受かりますように！！ (2022年1月16日 18時) (レス) @page29 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - ぴえん太郎さん» ありがとうございます！皆さんのコメントが何よりも勉強の励みになります！！皆様と忍たまが応援してくれていると思って必死に机にかじりつきます！コメント本当に心強いです^^ (2021年9月5日 23時) (レス) id: 6d98623e39 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえん太郎(プロフ) - 安心して受験に専念してください！いくらでも待ちますので！ (2021年9月5日 19時) (レス) id: 1645e7cebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2021年8月28日 22時
