恋をするんだ。〜Season2〜【Ryosuke.Y】

第8章「不安。」 ページ38

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ASide







大阪に出張した初日は、営業の方も上手く行って割と早めの時間帯にホテルに着けた。

ホテルでは当たり前に中島くんとは部屋は別。彼の希望もあって部屋の階も別々だった。












A「じゃあまた明日。今日はお疲れ様。」












裕翔「はい。櫻井さんめっちゃかっこよかったっすよ、今日。ますます惚れました。また明日もよろしくお願いします。」











この中島くんの言葉が全部、嘘だったなんて気づけなかった。全部私を油断させるためだったなんて。
　
　









裕翔「これから部屋に戻って山田さんと電話ですか？」













A「うん、山田くん心配してると思うから。」













裕翔「そうですか、それじゃあおやすみなさい。」












そう言って中島くんは、エレベーターで5階まで行った。ちなみに私は3階。

…ねえ涼介くん、私がもうちょっと中島くんを警戒していたら、あんなことにはならなかった？

涼介くんを傷つけることは、なかったのかな。













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