恋をするんだ。〜Season2〜【Ryosuke.Y】

第1章「泣かせたら、奪うから。」 ページ1

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涼介Side









A「本日の会議の内容は…。」










俺の気持ちが通じて、Aさんと恋人になってから早一週間。彼女が恋愛経験ゼロだからか、あれから全く進展はない。

キスは愚か、手を繋ぐことさえもない。帰りはAさんの方が遅いからほとんど一緒に帰ることもない。











涼介「これって…付き合ってるって言うのか…。」








A「山田くん、なにか意見でも？」









涼介「あっ…いや…。」










しかも一番の悩みが、未だに山田くん呼びなこと。いや俺もまだAさんって呼んでるんだけど。

今は会議中だし、仕事だし仕方ないにしても二人になる時でもまだ山田くん。良い加減、涼介って呼んでほしい…。











A「それでは、これで会議は終わります。お疲れ様でした。」











会議が終わり、みんな会議室から出て行く。カレンダーを見ると今日が金曜日なことに気づいた。明日は休み…

山田、これはチャンスだ。今は資料を片付けてるAさんと二人きりだ。











涼介「あの…Aさん！」









A「わあっ…山田くん、まだいたの？資料片付けておくから良いよ。」










うっ…ちょっとそれは傷付く。いや、でもここは男になれ山田涼介。











涼介「Aさん、明日休みですよね？よかったら俺ん家来ませんか。」












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