完璧アイドルの偽彼女。【Ryosuke.Y】

第1章「出会い。」 ページ1

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ASide









A「ーーーー…貯金ゼロ…」











進藤A、23歳。彼氏なし。そして…貯金もなし。田舎に住む両親の反対を押切って、都会に来たのにこの有り様。












A「…ふうぞく…は絶対むり！！」











彼氏が居たことない私にとって、初体験はやっぱり好きな人と、と決めてある。だから夜の仕事にはどうしても手を出せなかった。













〜♪












A「…天音からだ。」













天音は、都会に来てから知り合った親友でとても可愛くて美人。その上、彼氏持ち。同じ女なのになんでこんなに違うんだ…って時々悲しくなる。














A「もしもし…天音〜〜！！！」









天音「うるさい、A。泣きそうだけどどうしたの。」












A「貯金が…なくなっちゃった。」













そういえば、派遣として働いていてた会社も明日で契約切れるんだった。どうしよう、私ニート？！ニートなんてなったら田舎に戻るしかないのか…











A「それだけはやだ〜〜！！！！」











天音「…ほんとうるさい。Aが明日で派遣の契約切れるって知ってたから仕事、紹介しようかなって思ったんだけど…？」


　







A「えっ…なんで知ってるの？天音ちゃん私のストーカー！？」











天音「…自分で言ってたんでしょうが…

とにかく、いい仕事があるんだよね、やってみない？」











この仕事を引き受けてなかったら貴方とも出会うことはなかったんだよね。

ーねえ、涼介。


貴方に出会えて本当の愛って言うものをたくさん教えてもらったよ。













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