恋 い 慕 う。 2 【Ryosuke.Y】

teach 93 ページ43

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けーとの告白から3日は経っているのに、まだ答えを出せないでいる。









こんな曖昧な気持ちで付き合っていいものなのか。

気持ちがはっきりしてから答えを出した方がいいんじゃないか。



そう考えているうちに3日なんてあっという間にすぎた。









…そうだ、このあと国語の授業だ。






そろそろ山田先生に授業内容を聞きに行かないと。






最近、この山田先生への気持ちが、憧れなのか異性としての好きなのか分からない。








近いうちにこれをはっきりさせれば、けーとにも伝えられるんじゃないかってそう思いながら、私は席を立って職員室に向かった。









職員室に向かっていると、正面から山田先生が歩いてきた。






時間はまだあるから私が遅れたわけではなさそう。







「山田先生、おはようございます」






山田「…はよ」






元気がないんじゃなくて、今日は不機嫌な山田先生。






「…先生、何かありました？」






最近はすごく楽しそうだったのに…。


おまけに、すこしトゲのある話し方。





山田「ま、いろいろとねー、



ほら、今日はまた辞書使うから準備室行くぞ」








うまく交わされた山田先生の言葉で、私の謎は深まるばかりだった。

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