恋 い 慕 う。 2 【Ryosuke.Y】

teach 76 ページ26

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山田「ここにあるんだけど…さすがの俺でも1人じゃきつくてさ笑」








一番下の棚に置かれた、クラスの人数分の辞書が入った箱。





先生はそれを指さして持ってほしいって。









山田「無理すんなよ？」


そう言って、せーのってそれを持ち上げた。









「んー、重いですね笑」





山田「そりゃー、何十冊も入ってんだもん」









準備室を出て、先生が鍵をかけた時。







？「山田先生…」





どこかで聞いたことのある声が背後に聞こえた。





私が後ろ向きに持ってきていて、先生が前向き。



つまり、山田先生からは誰がいるか見えている。








山田「マナ、先生………」









、どこかで聞いたことのあるなんて、当然だ。






だって、私が居た保健室に来た







山田先生の恋人だもん。









最悪な場所に居合わせた気がする。

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