恋 い 慕 う。 2 【Ryosuke.Y】

teach 69 ページ19

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山田「これはこの文の言い回し」


圭人「え、でも先生、イギリスならこんなこと言わない」


山田「けーと違う、ここは日本だから」








岡本くんと山田先生のやりとりを片耳に、私は先生に与えられたプリントをこなす。




それも私の苦手な範囲の。








解けて2問しかないのに、山田先生気にしてくれないし…。







圭人「わかんないです、この漢字」


山田「これ、中三レベルだぞ…？」



圭人「え」







岡本くんは私の敵なのでしょうか…








いや、違う。

今日の補習で先生と二人きりだったら絶対に気まづかったはずだ。
逆に岡本くんに助けられているのかも…





。





。





。








山田「Aー」







山田先生が私を呼ぶ。






山田「補習中に寝んなばーか」




ふわっと頭を叩かれた。






「ぇ、私寝てた…？」




山田「けーと帰っちゃったよ？」







「そうですか…」





私いつの間に寝てたんだろ…。








山田「はい、いつも通りの個人レッスンー。
わかんない所は？……


は？2問しか出来てねーじゃん！」




「だって、わかんなかったから………」






どうしよう、いきなり緊張してきた…

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