嫌い嫌いも好きのうち 2【Ryosuke.Y】

No.52 ページ2

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「山田くん」







山田涼介「なに」









腕組みして外の景色を眺めるようなそぶりをしながらも私の声には反応してくれた。









「こんな狭い空間に私といるの、









正直なところ嫌じゃないんすか←」









私に嫌いを連呼し、


にやけんなキモイ、


うざい


という...まぁ精神的にも来るようなお言葉を私に浴びせてきた山田だから、




この狭い空間の中、10分近くはこの状況から抜け出せないのなんて正直嫌なんじゃないかと気になった。








山田がいいならそれでいいんだけどね









山田涼介「さぁ、嫌なのか嫌じゃないのか、俺にもわかんねぇ」


「・・・・・・は、へ？←」


こいつ、何を言ってるんだ・・・・？←

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