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…その時





ゴトンッ




「「??」」



__涼介「ぁ、ごめんいのちゃん、コーヒー零しちゃった…

悪いけどもっかい入れてくれないかな…?


ぅわ、床まで垂れてきた…やっべ…!」






それを見た伊野尾先輩は、


はぁ、とため息のようなものをついて私から腕を離して山田先輩の元へ行った。





ポタンポタン…とテーブルから床に、
コーヒーが雫となって落ちている









“零しちゃった”


その前、山田先輩はこっちをまた見たんだ。




あの意地悪そうな顔、そして、
どこか悔しそうな顔で。









コーヒー零したのに自分で入れないの?



自分の部屋なんだから自分で入れられるでしょ…



しかもなんでそれをわざわざ伊野尾先輩に入れさせたの?




伊野尾先輩から離れられない私を助けようとしたから?

…いや、それは絶対無いはず。


じゃあただただドジをしただけ?








大貴「山田何してんだよー!
お前こんなドジしねぇじゃん笑」




涼介「ふはは、なんでだろーね?笑



なにかに気ぃ取られて、カップの存在忘れて手ぇ滑らした笑」





そのカップが割れずに綺麗な状態でテーブルに横たわっていた。






先輩の言い分だとカップ持ってたみたいな言い方だけど、





実際これは “倒した” って状態でしょ?









どうしてそんな不自然な嘘をついたの?









こんなに山田先輩に疑問を抱いたことないし、



それに



こんなに山田先輩がわからないと思ったのも初めて。







好きと気づいた山田先輩が、
どんな思いでコーヒーをこぼしたのかなんて
私はわからなかった。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介,知念侑李 , 有岡大貴,伊野尾慧   
作品ジャンル:恋愛
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いちごみるく - あー早く山田くんと主人公くっついって!って感じ (2017年4月3日 4時) (レス) id: fe004a298f (このIDを非表示/違反報告)
♪ムロリン★(プロフ) - 続きの展開がすんごく気になります。 続きの更新頑張ってください。 楽しみにしています。 (2017年4月2日 9時) (携帯から) (レス) id: cc75f5f33f (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - めっちゃ面白いですね。早く次読みたいです。頑張ってください。 (2017年4月1日 19時) (レス) id: fe004a298f (このIDを非表示/違反報告)
有山光李 - 至急続きをーー!!! (2017年4月1日 17時) (レス) id: df6a8a4aa7 (このIDを非表示/違反報告)
タルト - メッチャ続きがきになります。これからも、がんばってください。本と、何回も読み返してます! (2017年3月29日 14時) (レス) id: b1315c5cec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りー | 作成日時:2017年3月13日 10時

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