忘れ物がかり 2【Ryosuke.Y】

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早紀がばれたか…←





『知り合い？』


涼介『うん、友だちの彼女』


『そうなんだ！』



よし、私は席を立とうかな…
このままだとバレるし…………………



「早紀、私お手あ……」
『じゃああの子も知り合い？』





指を指しながらそう尋ねる彼女さん。


…いやいや、私のことは知らなくていいですよ…



ん？

と可愛らしく反応してこっちに目を向けようとする先輩の動きより前に、私は席を立ってその場を去ろうと立ち上がる。







涼介「……あ」



時すでに遅し。

気付かれました。









『誰？』

涼介『っと…』





「あ、っと……何も関係ないので、
彼氏さんとどうぞごゆっくりー…」



涼介「は！？彼氏…？！」


「早紀、早く食べて帰ろ」



早紀「ぅ、うん……」





『涼介、、？』


涼介「…」





せっかく早紀と来た可愛らしいカフェも、
山田先輩のせいで台無し…というか、




昨日もそうだけどなんでこんなに嫌なんだろう。








山田先輩と女の先輩が一緒にいるのを見ることが。








「ん！これ美味しいね、早紀」


早紀「そ、そうだね！」


山田先輩のいる方をチラチラ見て私の問いかけに答える早紀を気にしつつ、私はケーキを食べた。

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