忘れ物がかり 2【Ryosuke.Y】

61 ページ11

･






委員長に手を繋がれ、半ば強制的に保管室に引き戻された私は、





王子に睨まれつつも保管室に。






早紀「Aー！侑李が可愛いって♡」





侑李「ホントのこと言ったまでだよ〜」






ゆ、緩い、




知念くんが今日はとても緩い…！






涼介「リア充いやー……」



侑李「りょーすけも彼女作ればいいのに♡」



涼介「彼女ねー……」






ちょっと考えるような目をした王子が気になったけど、


王子のことなんてどうでもいいし、
ましてや彼女が出来たって私には全然関係ないことだし。






慧「おいでおいで〜♡」





委員長に手を引かれていつものソファに2人で座った。





それを王子が何故か偏見の目で見てくる。


「なんですか、」



涼介「……別に？」




何でちょっとムスッとしてんの。




こっちが調子狂うわ…





てか、今日の私おかしくないか！？









慧「ねね〜どれがいい？」


「え？」





委員長のスマホ画面には、
ネズミの耳やヒゲが付いた可愛らしい委員長が映し出されていた。



「委員長可愛いですね笑」





慧「へえ？笑


可愛いとかあんま嬉しくない笑」






クスクスと手を当てて笑う委員長は、
どこまでいっても女の子みたいで。






「じゃあ…これにしましょ！」


慧「はーい、チーズ♡」







委員長との自撮りに、なぜかテンション上がって撮ったのはよく分からない。





…これぞ球技大会マジック？

62→←60

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す