忘れ物がかり 2【Ryosuke.Y】

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コンコン




『はー…「失礼します」』



委員長が言い終わる前に私は部屋に入って、
ニヤついてる受付の主に問う。





「なんなんですか、校内放送で呼び出すとか




この腹黒王子」



は？と言いたげの目つきとは裏腹に、口元はからかっているかのような緩み。




涼介「順に説明してくれますかー？


どのような用件で…「さっきのレシート！早くください」」


私の手にレシートが乗っても、
王子の対応は変わらず。




涼介「おぉ、お礼もなし？笑」


「他の人が受付だったら、お礼言いましたけどね」



部屋に入ってくるなり始まった言い合いに、
オドオドしながら有岡先輩が止めに入る。




大貴「ふ、二人共、ちょっと一回落ち着こ？」

「落ち着けるわけないです…！



あんな恥ずかしいこと、校内放送で呼び出す必要ないですよね！？」

涼介「はっ笑じゃあ言わせてもらうけど、
二度と落し物しないって言っておいて、忘れ物するってなんなの笑」


でもなんでレシートを私は忘れて行った・・・。


そもそもどこに・・・・







あ、

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