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・
言い切ると、頭に温かみを感じて。
それは山田さんの手だった。
山田「当たり前でしょ?
・
Aちゃんはね、俺にとって
他人なんかじゃないんだもん」
そう言うと、私の顔を両手で包み込んでいたずらに微笑んだ。
山田「…そうだ、最近忘れてるかもしれないけど、ルール続行中なんだぞっ?」
「へ…?」
それは、初めて家に入れてもらった日に決めたルール。
“一度の遠慮につき、相手のお願いを一つ聞くことっ!”
…
「え、遠慮してましたか?私」
山田「してたよぉ!
山田さんの役に立たなきゃここにいたって迷惑になるってさ、そんな訳ないじゃん」
「山田さん…」
山田「Aちゃんは、もう遠慮しなくていいんだよ?
もっと、欲しいものは欲しいって、
やりたい事はやりたいって言わなきゃ…楽しくない。」
初めて言われた言葉に、何かがすっと降りた気がした。
私から手を離すと、
山田「何お願いしようかな〜」
ルール違反した私へのお願いを、楽しそうに考え始めた。
山田さんはしっかり考えていて、
芯の通った素敵な人。
でもいつもはふわふわしていて、
子犬みたいに可愛かったり
子どもみたいに無邪気だったり。
最近は、山田さんばかりが私を支配し始める。
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ana(プロフ) - 首大丈夫ですか?更新頑張ってください! (2017年6月13日 22時) (レス) id: f245f58bb7 (このIDを非表示/違反報告)
山田華怜 - 大丈夫ですか?あまり無理しないでくださいね!更新待ってます♪ (2017年6月3日 17時) (レス) id: 64fbe7ebd3 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - 山田さんの僕呼びっ…! なんだろうこの純粋な恋の始まりはっ…!泣 お家でどうなっちゃうのおおお!? (2017年5月7日 0時) (レス) id: d089b79013 (このIDを非表示/違反報告)
山田華怜 - りーさんの作品全て大好きです!!! プロになれるくらいお話の構成がうまいですね!!この作品映画貸してほしい……(笑)更新応援しています!!!! (2017年5月6日 9時) (レス) id: 64fbe7ebd3 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - りーちゃん〜〜!!!なんででですかこの素敵すぎる作品は!!??やっぱりりーちゃん最高です大好きです(;_;)りーちゃんずっと応援してる。りーちゃん大好き。 (2017年5月4日 23時) (レス) id: d089b79013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りー | 作成日時:2017年5月4日 16時