JUMPの最年少とキンプリのお姉さん【Yuri.C】

セクシーバイオレット ページ34

『私は勝利くんを拝みに来たのであって、菊池を見に来たのではないの。なのに何で菊池しかいないの』


風磨「あいつらならコンビニ行った」


Sexy Zoneの楽屋で一人寛ぐ菊池の真正面に座った私は、ジト目で菊池を見る。


そんな私に構わず、菊池は「チベットスナギツネみてぇ笑」と私の顔をスマホで撮った。


『やめてくださーい！ジャニーズは写真NGなんですー！』


風磨「俺もジャニーズだしセーフっしょ笑」


笑いながらスマホいじってるけど、まさか私の写真流してないよな？


風磨「つーかAサン、よくここ来るけどさ、メンバーには何も言われたりしねぇの？」


『岸くんとか？』


風磨「いや別に岸だけに限ってはねぇけど」


菊池と岸くん、ほんと仲良いよね。


セクシーバイオレットとキンプリバイオレットだからか←


『私の訪問について特にとやかく言うのはれんれんですね』


風磨「あ、なんかわかる」


『やっぱ今も私の行動が鼻につくのかなー』


風磨「いやそういうわけじゃねぇと思う」


菊池はこいつ駄目だとでも言いたそうに、大袈裟にため息を吐いた。


なんだよ、と言い返そうとしたところで、机に置いていた私のスマホが鳴り始めた。



風磨「たった一つだけ〜♪願いが叶〜う〜のならば〜君が欲〜しいよ〜♪」


『歌うな』


風磨「着信音それって、ほんとAサン友達想いだな」


『もー！いらんこと言わんでよろしい！』


風磨「てか出ねぇの？」


『どーせれんれんから戻ってこーいっていうやつだもん、あれは』


なんて言ってるとノックされた楽屋のドア。


菊池がどーぞーと答えると開いたその先にいたのは、神くんといわちだった。


勇太「いた！A！」


玄樹「れーん！Aいたよー！」


いわちは廊下から、遠くにいるだろうれんれんに呼びかけて、神くんはこっちに歩いてきた。



勇太「ほらA帰るよ！菊池くんすんませんっした！」


風磨「いーよ。お前ら頭いいな笑」


玄樹「どーせAは電話に出ないし。着信音頼りにして探した方が効率いいからね」


『……みんな嫌い』



風磨「ほら、迎え来たんだからさっさと帰んな」


『私は幼稚園児か！』


玄樹「Aは自称お姉さんだけど、俺らから見れば幼女だよ」


『自称じゃないし！やだやだ勝利くんに会ってない〜！この一週間頑張れない〜！お願いお父さんお母さん〜！』


勇太「誰がお父さんとお母さんだ」


『菊池はおじさん笑』


風磨「誰がおじさんだ！」

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