JUMPの最年少とキンプリのお姉さん【Yuri.C】

スキャンダル *海人side ページ28

やっほー！高橋海人だよっ☆←


なんてテンション上げて言ってる場合じゃない。


でもこんな空気の中テンション上げていかないとやってらんないもん。


というのも、原因はテーブルに置かれた雑誌。


そこに写っているのは、Aちゃんと見知らぬ男の人が二人で歩いている姿。


いわゆる週刊誌、スキャンダルだ。



廉「…………なんやこれ」


廉の声がすごく低い。


相当怒ってる。



玄樹「いやでも、Aに限ってこれは無いでしょ」


優太「そーだよ。あのAだぞ？」



ゲンさんとおじいちゃんがフォローするも、みんな顔をしかめていた。



紫耀「でもA綺麗なくせに、ガード緩いもんな……」



勇太「てかそもそも何で知らない男と二人でいるわけ？」


紫耀もジンも、廉ほどじゃないけど多分怒ってる。


俺が何か言おうとしても、誰も聞く耳持たず。


早くAちゃん来てよ〜、と思っていると願いが通じたのか楽屋のドアが開いた。


『おっはよ〜みんな！私週刊誌に撮られてたでしょ？』


開口一番それ！？！？


みんなもAちゃんの唐突さにぽかんとしていた。


廉は腹が立ったのか、机をバンッと叩いてAちゃんを睨んだ。


廉「おまえあほかっ！何で笑えるん！？これどういうことや！説明しろよ！！」


紫耀「そうだよA！いくらなんでも知らない男と2人で変装も無しで外歩いてるとか、」


『え、ガチで信じてる？』


廉「は？」


あー、と俺は納得した。


やっぱり俺が思ってた通りっぽい。


海人「この人、Aちゃんのお姉ちゃん、だよね？」


「「……………は？」」


『ピンポーン！私のお姉ちゃんとその彼氏さんでーす』


ドッキリ大成功〜って楽しそうに言うAちゃんに、一同はまたもやぽかーん。


いや、狙ってないでしょ。


紫耀「なぁんだ〜！びっくりしたぁ〜」


玄樹「A、お姉さんいたんだ」


『うん、年子のね』


優太「なんで海人は知ってんの？」


海人「前に会ったことある！」


勇太「マジか。てか何そのドヤ顔」


誤解が解けたけど、廉は一人黙ったままだった。


ニヤニヤしながらゲンさんが廉に近づく。


玄樹「廉、安心してるでしょ」


廉「はぁっ！？だっ、誰が良かったとか思っとんねん！！」


勇太「そこまで言ってないだろ笑」


まぁ、何はともあれ一件落着、です。


〜おまけ〜

涼介「なぁ、知念、これ、」


侑李「Aのお姉さんだよ」


裕翔「そうなの！？てか早いな」

ヤバい奴→←＊

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