JUMPの最年少とキンプリのお姉さん【Yuri.C】

質が小学生 ページ20

『……餃子王子………』



割と暇なこの時間。
楽屋の机に上半身を投げ出して一人、スマホで侑李について検索しているとそんなワードが出てきた。



なんで検索してるのとか言われても、まぁ、暇だから？



………別に侑李のこと考えたくて考えてるわけじゃないし。



………………何言ってるんだ、私は。



そのまま画面を消して、突っ伏したまま寝ようかなと思った時だった。



『っ！ちょっ、神くん！！』


勇太「あ、バレた？」



もう遅かったが、振り返るといたずらっ子みたいに笑っている神くん。


『もぉぉぉぉ、最近しなくなったと思ったら何してんだよぉぉ………』



勇太「だから油断してたでしょ、A」



『楽屋でくらいくつろぎたいよ。神経尖らせたくないよ』



海人「ねぇ、二人とも何の話してるの？」



ふと楽屋内を見渡すと、不思議そうにしている他のメンバー。



もとい、King達。


岸くんといわちはまたか…みたいな顔をしている。



でも言いたくない。


だって内容が内容だし………。



玄樹「どーせまた神宮寺がAのブラのホック外したんでしょ」




King「「はぁぁぁ！？」」




『いわちぃぃぃぃぃ！！そんなストレートに言わなくていいから！！』



玄樹「てへ♡」



可愛いからといって許されると思うなよこの野郎可愛いな←



Kingの3人は顔を赤くして、口をぱくぱくしている。



まぁ、そんな反応になるわな………。



廉「おまっ、神っ、何してんねん！？」



勇太「いや、なんか癖で？」



紫耀「どんな癖！？」



海人「うわぁ、変態………」



勇太「海人やめて、素直にドン引きしないで」



優太「そーだよ、こいつ変態なんだよ」



勇太「便乗すんなよ」



みんながわちゃわちゃしているなか、私はあーもー！と椅子から立って、ドアの方に向かう。



海人「ん？どこ行くの？」



『トイレ。直してくる』



勇太「ここで直せばいーのに」



『するわけないでしょ！お姉ちゃんは多感なお年頃のみんなに迷惑かけたくありません！』



勇太「ちぇー」



なんだお前、私の生着替えでも狙ってたのか。



…………………なんで？←



海人「国民的彼氏って言われてても、中身小学生並みじゃん……」


勇太「ねぇ、海人の俺に対する評価が本気で変わってそうなんだけど」



優太「自業自得だろ」



玄樹「同意」

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