JUMPの最年少とキンプリのお姉さん【Yuri.C】

平野 ページ17

ところでみんな、気になってることがあると思うんだ！←



え、何キャラって？



いやいや、私キンプリのみんなの前ではこんなもんよ？



ただ侑李の登場のせいで、いじられキャラとか思われそうになってますが！！



普段はいじる方だからね？特に後輩に対して。



さらに特にれんれんとかね！←



『れーんれん！』



廉「だかられんれんやめろ言うてんねやろ！！」



私が呼ぶと、れんれんはいつもこう。


反応が良いので、いじるのが楽しい弟です♡←



『平野がねー、れんれんのスマホ見つけたって』



廉「あ、ほんま？紫耀ありがとぉー♡」



ドアの方にいる平野にお礼を言って、スマホを受け取りに行くれんれん。


私との対応の差が天と地ですね。語尾にハートマークついてるぞ。



紫耀「あのさぁ、A！」


『ん？』


廉「へ？」



平野が急に私の名前を呼ぶものだから、私とれんれんはびっくりした。



叫んだかと思うと、れんれんにスマホを渡したあと、こっちに向かって来て私の肩を勢いよく掴んだ。



ひいっと情けない声が出たのはもう知らない←



紫耀「何で平野は平野なの！？」



……………哲学？


れんれんもぽかんとしてるぞ。



『平野が平野紫耀として生まれたから、じゃないっすかね……』



紫耀「そういう意味じゃなくて！なんでAは俺の事を平野って呼ぶのかってこと！！」




そう言われて、あぁ！と得心がいった。



そうそう、これ、みんなも気になってるのでは？


まぁ、大した理由は無いけど←




『だって平野って、たまに自分のこと平野って呼ぶじゃん。なんか、それで？』




紫耀「えっ、そんな理由！？じゃあ俺が自分のこと紫耀って呼べば紫耀って呼んでくれるの？」



『いやぁ、もう無理かな』



紫耀「諦めないでよぉぉぉ！！」



ぐわんぐわん肩を揺らされて、視界が回る。


やめて、吐きそう←



廉「でもAが呼び捨てにするのって、知念くんだけやない？」



『うるさいな。そんなこと言うなられんれんのこと、次かられんれんれんって呼ぶぞ』



廉「増やすな。むしろ減せ」



紫耀「なんかバグったゲーム機みたい笑」



廉「バグってないわ！」



紫耀「廉に言ったんじゃないし！」



ぎゃーぎゃー言い始めた二人を他所に、私はぬれおかきを取り出して袋を開けた。



するとそれに気づいた平野がぬれおかき！と目を輝かせて、こっちに来た。



…だから君はいつまで経っても平野なんだ。(意味不)

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