おかえり【Ryosuke.Y】 ページ2
・
心晴(こはる)・3yearsold・
・
涼介「ただいまー」
心晴「パパおかえり！」
涼介「おっ、こはる」
外の冷気を身にまとった涼介が帰ってくるなり、
腰に抱き着く娘の心晴。
涼介は、おでこにかかる心晴の柔らかな前髪をかきあげて
愛しそうに抱き上げた。
A「おかえりなさーい」
涼介「ん、ただいま」
A「ごはんあと少しだけかかるけど...先に心晴とお風呂入る？」
涼介「うん、そうしよっかなー」
こういう会話、いかにも夫婦って感じで嫌いじゃない。
涼介は心晴に"パパ"の笑顔を向けて、お風呂に向かう。
すると、足をバタバタして降ろせとわめく心晴。
心晴はお風呂ギライな子ではないし、むしろ好きなほう。
だから、どうしたんだろうって。
心晴「ぱぱ、ままにまだちゅーしてないよ？」
涼介「...え？」
A「...はい？」
予想外の娘の言葉に、二人の間抜けな声が同時に返事をした。
...そうか。
みられてないつもりだったけど、お帰りのキスを毎日してること、
ちゃんと心晴は気づいてたんだ。
涼介「こはる見てたの？お前」
心晴「うん！みてたよ」
A「うそでしょー。困ったねー？パパ」
苦笑いする私たちを目の前にして、
心晴は涼介の手を引いてどうにかキスをさせようとする。
どこでどう間違えたらこんなおませちゃんに育っちゃったのかしら。
涼介「はいはい。もうわーかったから」
A「はい、パパちゅー」
仕方なく、さいばし片手に軽くキスをせがめば、
涼介はいつもより軽めに答えてくれた。
それを見て、心晴は満足そう。
涼介「はい、こはるちゃんはお風呂にいきましょー」
涼介は心晴の背中を軽く押して促した後、
私にそっとつぶやいた。
涼介「あとで、またゆっくり、な？」
END.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 565人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
想空 - いいなぁ〜！ まだファンサうちわなににするか決めてないんだよね… (2017年9月19日 22時) (
レス) id: 3194c34b22 (このIDを非表示/違反報告)
もちてぃな(プロフ) - 想空さん» 返信遅れてごめんね(・・;)「撃って」ってうちわ持ってたらそのままバーンでした(;;) (2017年9月10日 21時) (レス) id: fc61c4264e (このIDを非表示/違反報告)
想空 - いいな〜！私はファンサもらえるかなぁー？ 裕翔くんになにしてもらった？ (2017年8月22日 18時) (レス) id: 3194c34b22 (このIDを非表示/違反報告)
もちてぃな(プロフ) - 想空さん» 私はゆうとりんにファンサもらえて死 んだよ…確かに大ちゃんもすごかった！ (2017年8月20日 22時) (レス) id: fc61c4264e (このIDを非表示/違反報告)
想空 - すごい楽しみだなぁ〜 大ちゃんが爆イケのファンサしてるってよくツイッターで見るけど笑笑 (2017年8月20日 22時) (レス) id: 3194c34b22 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もちてぃな | 作成日時：2016年6月5日 22時
