私立平成男子高校 Ⅲ (ページ2)

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#95. ページ2

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「A……」

『あ、有岡…？』

力強い腕に抱きしめられていて身動きができない

有岡の顔さえも見えなくて、

ただただ胸のどきどきという音が、
しんと静まっている部屋に響いた気がした

何この状況ーーー！！！！！！

「A…俺さ、「A～～！」」

『知念！』

有岡が何か言いかけたと思ったら、
知念がドアからひょこっと顔を出した

途端、漫画のように勢いよく離れた俺たち

『いってぇ…………』

勢いよく離れた余り、壁に頭を打ちました

大貴「わっ、ごめんA大丈夫？」

侑李「……何してたの？2人で」

『なっなんもねえよ！なあ有岡！』

大貴「おっおう！！」

侑李「ふーーーーん…………」

ジト目でこちらを見る侑李の目を逸らしながら

ベットメイキングを始めた俺を見て、

有岡も部屋中の備品を整理し始めた……のに、

侑李「疲れたーーー！！！！」

『あっ、ちょっと侑李っ』

メイキングし終わったベッドめがけて
勢いよくぼふんっと身体を投げた彼

『折角終わったのにー！仕事増えちゃうでしょ！』

侑李「まあまあ、僕の可愛い顔に免じて許してよ」

『もう……。遅れたら奈都さんに怒られるう』

大貴「おそろし！！！」

ぱぱぱっと侑李が降りたベッドを整理して

次の部屋を掃除するためにこの部屋を後にした俺たち

『そういえば、侑李は何の係だっけ？』

侑李「んう、客呼び込みだったんだけど、きゃぴきゃぴしてる女が無理すぎて雄也に任せてきた」

大貴「いいじゃん、水着女子！夏ぽくてさ！」

侑李「じゃあ大ちゃんはそっち行けば？
僕はAといた方が楽しいし～～」

大貴「おっ俺だってAといたいもん！！」

侑李「あっそ。僕的には2人きりがいんだけどな」

大貴「絶対髙木のところ行かねえ！」

なんだか…なんだか親の気分になった。

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沢山のコメントありがとうございます。

とっても嬉しいです。(´；ω；｀)

また再開していきます！よろしくお願いします！