#14. ページ15
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『すごい…』
「それじゃあやるか」なんて軽く始めたのに、
それぞれが奏でる音は繊細でありつつも力強くて
一瞬で惹きこまれてしまった
演奏が終わった途端彼らに拍手を送り、
ひとしきり自分の感想を思うがままに述べてたら
自分が無我夢中で話してるのが恥ずかしくなって口を慎んだ
『すっすいません、俺ばっかり話しちゃって…』
慧「いや、逆にそんなに褒めてもらえて嬉しいっていうか」
裕翔「Aがそんな風に言ってくれるなんて思わなくて…」
圭人「Thank you!」
光「な、なんていうかさ、また来てよ」
八乙女先輩は恥ずかしそうに自分の後ろ髪を掻きながら私に伝えた。
それがなんかおかしくて笑ってしまった
『っはい！また来ますね！』
そのあと、彼らはもう一曲弾いてくれて、
軽くアドバイスをしていたら時間はあっという間で。
今日はもうお開きだから彼らと寮まで一緒に帰った
いい人たちだったなあ。
ちょくちょく話題に入ってくる、ボーカルの勧誘については丁重にお断りしておきましたけど。
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『ということで、ちょっと走り込みしてきまーす』
涼介「ということで、がわかんねぇーよ」
『なんでわかんないかな、マラソン大会に向けて走ってくるっていってんの』
涼介「いや普通わかんねぇだろ！」
急遽決まったマラソン大会への出場。
前の学校でも運動部に入ってなかった私は
走れる自信がなくて。
今日からひとりで走り込みすることにしていた
突っかかってくる山田にあっかんべーをして、
玄関で靴ひもを結び終わり顔を上げると、
ドアに寄りかかっている先客がいた。
彼らは私に気づき、手をあげる
「よっ、一人で練習するつもりだったんだろ？」
「僕たちも走り込みしたいから練習付き合ってよ」
にこにこ、と笑顔で話す彼ら
『ありがとう、入江吉田…』
そうして、私たちの夜の練習が始まった
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あかり - 知念くんを誘拐したのって『平成処女軍団』ですよね？笑 (2018年8月2日 10時) (
レス) id: a55de9620b (このIDを非表示/違反報告)
さきいか(プロフ) - NOZOYAMAさん» ありがとうございます！オチは今のところ作らない予定です（；＿；）！すみません… (2017年10月30日 0時) (レス) id: cac4f75934 (このIDを非表示/違反報告)
NOZOYAMA(プロフ) - この作品本当に大好きです！更新大変だとは思いますが頑張ってください！ちなみに、誰落ちって決まってますか？ (2017年10月30日 0時) (レス) id: 1d946e58af (このIDを非表示/違反報告)
さきいか(プロフ) - なたでここさん» ありがとうございます！！いやあ勿体ないお言葉だ…（ ; ; ）！ (2017年10月29日 11時) (レス) id: 6ad8a21525 (このIDを非表示/違反報告)
なたでここ(プロフ) - さきいかさん» わぁあ〜！47話可愛すぎました…！！！さきいかさんよくわかっていらっしゃる…！ww (2017年10月29日 10時) (レス) id: 4131d2a76e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきいか | 作成日時：2017年10月17日 20時
