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事件の日から1週間経った。
知念と伊野尾ちゃんはその後回復し、すぐ退院できたんだが…、
圭人は、ICUから一般病棟に移ることは出来たものの、未だに意識が戻らないまま。
俺らの焦りと不安は、日に日に増していった。
そんな状況の中でも、依頼はほぼ毎日くる。
依頼をこなしながら、各々合間を縫ってお見舞いに行った。
・
それから数日経ったある日、
知念と2人で圭人のお見舞いに来た。
他の皆は、ついさっき来た依頼の計画を立ててくれている。
山「圭人ー、今日も来たぞー。」
病室のドアを開けて、圭人のそばに行きながら声をかけるが、毎度の如く無反応。
知「…相変わらず、か。」
山「ったく、いつになったら仕事してくれるんだよ。こっちは依頼遂行しながら、お見舞いに来てやってんのによ。」
いつもの調子で嫌味っぽく言っても、返事は返ってこない。
知「涼介……。」
気づいたら、涙が零れていた。
山「皆心配してるんだぞ。皆の気持ち考えろよバカｯ……」
知「涼介……、もう帰ろ…。」
知念の心配をよそに、俺の口は歯止めがきかなくなっていた。
山「あんなちっせぇ罠にひっかかってどうすんだよ。
いつか俺らでぶっ倒すんだろ？
こんなのにやられてたら、幹部クラスでさえも倒せねえよ。
なぁ、早く起きろって……。」
遂に涙が溢れそうになり、俯いた。
その時、
知「……！涼介！圭人が！！」
山「………えっ…？
………！！圭人…っ…」
岡「……や…ま……ちゃ……
………ち…ね…………」
掠れてるけど、酸素マスク越しでも聞こえる声を聞き、さらに涙が溢れた。
知「あーあ、涼介泣いてるよ。
よくそんな泣けるね。」
だけど、知念の冷めた声で一気に涙がひいた。笑
山「…ちょっ、からかうなっ。
俺だって泣くなんて思わなかったし、むしろ泣くつもりじゃなかった。」
知「あー、今度は耳が真っ赤。」
山「あぁ…もうやめてくれっ……！」
知「圭人、なんでそんな呑気に眠ってたの。皆心配しすぎて魂抜けてるよ。
今も依頼の計画立ててくれているけど、半分以上が参加してるフリして、魂どっか行ってるから。」
岡「ふふっ……ご…め……ん…………あ…り……が…と………」
山「…じゃあ俺事務所に電話してくるから。知念は看護師さん呼んどいて。」
知「はいはい。」
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Rare fruit(プロフ) - ゆうみさん» ありがとうございます！超のんびり更新ですがこれからもよろしくお願いします。 (2019年11月18日 7時) (
レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - とても面白いです。これからどんなストーリー展開になるかとても楽しみです♪更新頑張ってください！ (2019年11月15日 23時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
Rare fruit(プロフ) - やぶねこさん» ありがとうございます！とんでもなく遅い更新速度ですが、これからもよろしくお願いします。 (2019年9月29日 22時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
やぶねこ(プロフ) - 大学合格おめでとうございます！！これからのお話、楽しみです！！ (2019年9月29日 20時) (レス) id: 9dd53b3b35 (このIDを非表示/違反報告)
Rare fruit(プロフ) - ☆奏JUMP☆さん» ありがとうございます！！更新何ヶ月も止めてしまい本当に申し訳ないですが、受験が終わったら更新再開するので、それまで気長に待ってて頂けたら幸いです。 (2019年8月20日 21時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rare fruit | 作成日時：2018年1月3日 13時
