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File . 04 ページ4

コナンside .









「…僕は江戸川コナンだよ!お兄さんこれから暇?僕と遊ぼうよ!」


「コナンくん、ね。申し訳ないけど…僕、これから買い物に行かなきゃいけないんだよね?また今度でいいかな?」


「えぇ〜!お兄さんお買い物行くの〜?なら僕も行く〜〜!!!」


「そこまでして遊びたいの?はは、いいよ。別に急ぎじゃないからね。君の行きたいところに行こうか?」


「ほんと?やった〜〜〜!!!」




本来は、怪しむべきじゃないのかもしれない。今回のはただの偶然。そう片付けてしまえば簡単なんだろうけど…


…人質にされて怯えてるのかと思えば、僕の質問に笑顔で答える。僕が質問していることに答えているようで、どことなくはぐらかされているような答え方。


そして、何を考えているのか分からない、目。


大体、人質にされている時も、どこか達観していたような気がする。思い返せば、ボールが犯人に当たる前、何か犯人に声をかけていた。


温厚な人。その一言で片付けてしまうには、どうにも不安で。安室さんに会わせて、何も無ければ俺の思い過ごしでいい。


なんか…なんか引っかかるんだ…。


1ヶ月もこの町に住んで、今更お金の交換?…でもそれは、長く滞在するつもりが無かったから、1ヶ月分だけしか元々交換してなかったのかもしれない。


有栖翔太、というのも本当の名前なのか?…声をかければ、振り返るし、チラッと見えた通帳の名前も有栖翔太だった。


なのに、何故…?




「お兄さんはなんでこの町に来たの〜?」


「…んん〜?仕事、の関係かな〜?」




…お兄さんが。言い淀んだ。これはビンゴか…?


お兄さんと話している感じ、お兄さんはかなり正確に物を言う。そのお兄さんがはぐらかした、というのは…


俺の思い過ごしでは、ないのか?…こんな優しそうなお兄さんが?…いや、俺が怪しんでいるんだけど…


まあいい。安室さんと会ってから作戦を立てよう。まだ、この人は色が見えない。




「いらっしゃいませ〜」


「安室さん!僕、この人と仲良くなりに来たんだ〜!」


「コナンくんが…へぇ。…こちらへどうぞ?」


「ああ、すみません…コナンくん、定員さんとは知り合いなの?」


「うんッ!僕、この上に住んでるからね!」


「そうなの?近くに喫茶店があるのはいいね。」




やっぱり、普通に話している感じ、違和感は、ない…









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エラー(プロフ) - 面白かったです。更新待ってます (2020年7月28日 14時) (レス) id: 69940cb791 (このIDを非表示/違反報告)
みたらし団子 - はじめまして とても面白いですね 更新頑張ってください(体調には気をつけて) (2020年5月18日 22時) (レス) id: 769e86fa3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華奈 | 作成日時:2020年3月25日 18時

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