甘くない ページ29
『大我に会った。』
「は！？」
『うるさっ。』
「あ、ごめん。」
クラスメイトからの視線に少し照れながら、
あー、だからか。そいうことか。
なんて呟く高地。
「大我から久しぶりに連絡来たからさ。」
『え、なんて？』
「別に。久しぶり、元気？って。」
『それだけ？』
「うん。俺まだ返事してねぇし。」
『そっか。』
あの日以来、高地はずっと私のそばに居てくれたから、大我と高地の関係も徐々に崩れてきて、
私のせいでそこそこ大きい喧嘩をしたことも、2人とも言わなかったけど気づいてる。
「大我元気だった？」
『うん。』
「そっか。良かった。」
高地は本当に安心したように笑う。
そんな姿を見て私も少し安心する。
「どこで会ったの？」
『駅前のカフェ。そこでバイトしてた。』
「もしかして樹もいた感じ？」
『うん。』
「そっか。なら良かった。」
『うん。』
樹といる時に会うなんて。
とか思ってたけど、多分樹が居なきゃ色々本当にダメだった気がする。
「話したいならちゃんと話した方がいいと思う。」
『ん。』
「…まあ、あの時お前に逃げる道を選択させたの俺なんだけどな。」
俺もちゃんと返事するわ。
なんて呟いた高地は私の肩を軽く叩いた。
ちょっと前なら頭だったのにな、なんてね。
もう甘やかしてくれないんだもんね。
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すー(プロフ) - きょーもとのこうもりさん» あけましておめでとうございます！ (2020年1月1日 12時) (
レス) id: 765e1a1650 (このIDを非表示/違反報告)
きょーもとのこうもり - すーさん» 明けましておめでとうございます！！ (2020年1月1日 8時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - きょーもとのこうもりさん» ありがとうございます。良いお年を！ (2019年12月31日 16時) (レス) id: 765e1a1650 (このIDを非表示/違反報告)
きょーもとのこうもり - 完結おめでとうございます！！めっちゃ面白かったです！！よいお年を。 (2019年12月31日 14時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお | 作成日時：2019年11月3日 0時
