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涼介side
侑李「じゃあ手、膝の上に置いてね」
「頭抑えるね」
Aの頭を固定する。
侑李「すぐ終わるから動かないでね。」
**
A「ん〜泣」
検査は終わったんだけど、ずっと泣いている。
検査中も泣いていた。
今から点滴なんだけど、この状態で出来るのかな。苦笑
侑李は準備を進めている。
A「いやー泣」
「やらないと辛いの良くならないよ?」
A「痛いの嫌…泣」
侑李「なるべく痛くしないよ」
A「んぅ…。」
Aは渋々腕を出してくれた。
「よし。じゃあ腕抑えるね」
A「んー!怖いー!」
「うさぎさんの方見てようね。怖くないよー。」
…とAがお気に入りのぬいぐるみがある場所に顔を向ける。
A「うさぎ たん?」
「そう。笑」
A「んゔーいだーい!泣」
侑李「よしよし。お終いだよ。」
A「うえーん泣」
うさぎさんの方を見たら力が抜けたから挿れられたのかな。
「頑張った頑張った。撫」
A「んぅ〜涙」
眠そうだな。
このまま寝かしちゃえ!
背中の辺りをトントンするとすぐに寝たA。
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作者名:山田光 | 作成日時:2017年5月30日 9時