10色目 ページ11
Aside
走って、走って。
お弁当なんかどうにでもなっちゃえ。
見たくなかった。
ドンッ
慧「っと、ごめん。大丈夫?」
「あ、はい。すいませんでした!!」
慧「あれ、君さっきの子だよね。」
そうだ、さっきもぶつかったんだ。
「ごめんなさい.....」
慧「俺なんか運命感じちゃーう♡」
私は恐怖でしかありません。
慧「ところでさ、お昼ご飯食べた?時間あるし一緒に食べない?」
一緒に食べたい、けど......
慧「なんで泣いてるかの理由、知りたいんだよね。」
「私も話聞いてもらいたいです。でも友達と約束してて......」
慧「だーいじょうぶだーいじょうぶ!いつも君の隣にいる女の子、優しそうだから許してくれるよ!」
夏恋結構怖いんですよ、
慧「ほーら、いこ?」
どこに行くかはわからないけど。
伊野尾先輩がぎゅっ、と握ってくれた手は
私の、涙で濡れてて冷たい手を乾かしてくれて。
慧「あれ、ここどこだっけ?」
「どこに行きたいんですか、ここ音楽室ですよ?音楽室で食べるんですか?」
慧「あ、そっか!!」
伊野尾先輩は面白く、優しい。
なんだか.....
「伊野尾先輩、お兄ちゃんみたいですね。」
慧「ふぇー?そうかなー?」
「はい。優しくて、面白くて。私の兄にそっくりです!」
慧「じゃあ今度から、慧お兄ちゃんって呼んでよ」
慧、お兄ちゃん。
「なんか....悪くありませんね。」
慧「俺さ、妹いるからお兄ちゃん呼び慣れてるんだよね〜。」
伊野尾、、じゃなくて、慧お兄ちゃんはなぜかドヤ顔でこっちを見てる。
「ふふ、私お兄ちゃんいるんでお兄ちゃん呼び慣れてます!」
慧「え〜....なんかさっき俺カッコつけたみたいー!」
「え、つけてましたよね。」
慧「ていうか、名前。教えて?妹なのに君呼びとか無いから。」
「A。薮Aです。」
慧「薮、か。」
「お兄ちゃんのこと知ってたり...?」
慧「んーん。素敵な名前だね。A。」
「慧も、素敵だと思います。」
慧「はーい、敬語禁止ー。」
「かしこまっ!あ、慧兄の卵焼きちょーだい!」
慧「けいにい?わー、その呼び方しんせーん!」
慧兄といるととても、安心する。
幸せ。
322人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるきぃ - u6Ba3WOCV4Wy1chさん» ありがとです♪続編でもよろしくお願いします! (2018年5月9日 22時) (レス) id: 56946e8e08 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - はい!頑張ってください!楽しみにしてます♪ (2018年5月4日 2時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ - u6Ba3WOCV4Wy1chさん» ありがとうございます!熱は下がったのでもう少しで更新出来ると思います!今後ともドキドキハラハラできる作品をつく言っていく予定ですので、よろしくお願いします♪ (2018年4月29日 16時) (レス) id: 56946e8e08 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - 風邪大丈夫ですか?この作品見てるとドキドキハラハラします!めっちゃいいです!更新待ってます!でも無理はしないように頑張ってください! (2018年4月29日 0時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みるきぃ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/0jm0223
作成日時:2018年4月2日 23時