診察 ページ6
side 小瀧望
今、内科の待合室で待っとる。
なぁ、俺どうなるん?
って思ってたら呼ばれた。
アナウンス「小瀧望さん、診察室にお入りくださ い」
流「望、行こか」
望「うん」
流「大丈夫やからな」
って言って俺の手を握った。
ーーー診察室ーーー
医「今日はどうされましたか?」
望「最近、なんもしてへんのに青アザが多くて…」
流「望大丈夫やで」
望「コクッ」
流「あと、鼻血が頻繁に出てなかなか止まらなかったり、しんどそうにしとるときがあります」
医「そうですか。一回、血液検査をしてみましょう」
望「わかりました」
流「お願いします」
看「検査室の場所をお伝えしますので待合の方でお待ちください」
望「はい…」
流「あっ!大丈夫です。場所わかります」
看「そうですか、わかりました。では、検査室の前でお待ちください。」
流「はい。」
看護師さんは診察室へ戻ってた。
流「さぁ、望行こか。」
望「うん」
side 小瀧望
なんで流星は、診察室の場所わからんかなぁ?
って思ったけど多分親戚の人とかの付き添いで良く
この病院に来とったんか?
流「望どうした?」
望「なんもないよ」
流「そっか…あっ、着いたよ検査室」
望「うん」
しばらく検査室の前で待っていると看護師に呼ばれた。
看「小瀧望さーん」
望「はい。」
看「中にお入りください」
中に入って、看護師の前に座って、血液検査をしてもらった。
ーーー血液検査終了ーーー
side 藤井流星
流「望‼」
俺が血液検査した時、怖くて、不安やったのを思い出して、その時オカンが流星‼って呼んでくれて落ち着いたの思い出して、俺も望‼って呼んでもうた
望「怖かった…」
流「怖かったな、大丈夫やで俺おるから」
そう言ったら、望は少し笑って頷いてくれた。
流「よし、診察室の待合戻ろか」
ーーー診察室待合ーーー
side 藤井流星
望は待合の椅子に座ってからずっと下向いて、不安そうにしとる。
俺も、そうやった気がする。
少しでも、望が安心してくれればええと思って優しく背中をさすった。
流「サスサス」
望「ありがとう…」
そうしている間に、アナウンスがまた流れた。
アナウンス「小瀧望さん、診察室にお入りください」
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作者名:のぞむ | 作成日時:2018年4月2日 18時