諦め ページ30
side 藤井流星
今日は、メンバー全員で望の所行くねん…
でも、ちょうど抗がん剤始めて1週間。
多分、髪の毛が抜け落ちてくるくらいや。
流「みんな行こか」
WESTー望流 「おう!」
病室の前についた。
病室のドアをあけたら、泣いとる望がおった…
泣いとる望の手には、抜け落ちた髪の毛
やっぱりか…
流「望〜大丈夫」
神「のんちゃんどうしたん?」
望「ヒクッ…グスッ。。」
重「小瀧大丈夫やでー」
みんなが困っていると望が口を開いた
望「なんで、俺だけなん?」
WESTー望流「えっ…」
望「なんで俺なん…何で俺だけこんな思いしやなあかんねん」
この言葉俺を何回言ったか数えきれへんほど家族に言ったの覚えとる…
何で俺だけ病気なん?
何で俺だけこんな辛い治療しやなあかんの?
抗がん剤入れると気持ち悪いし、熱出るし、しんどいし…
髪の毛も無くなってくし…
はぁ、何で俺だけやねんって何回も思ったの覚えとる。
望「なぁ、何で俺だけなん?誰か教えてや…」
神「のんちゃんは頑張っとる。辛いけど頑張ったら絶対治るから」
望「そんなんわからんやん!頑張っても治らん時だってあんねん」
神「……」
重「辛いけど、絶対小瀧やったら乗り越えられるから!なぁ、頑張ろや!」
望「もう、辛いねん…」
WESTー望「……」
望「もう、抗がん剤やめたい」
WESTー望「えっ?」
望「だから、もう抗がん剤やりたないねん!」
158人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のぞむ | 作成日時:2018年4月2日 18時