小瀧くんに密着中 ページ13
小瀧「Aちゃん、とりあえずお昼行かへん？？」
A「う、うん！そうだね」
一応、撮影現場でお弁当が出ていたことを知っているけれど。
のんちゃんは食べていなかった。
あれ？あんまりお腹空いてないのかなーなんて考えていたけれど。
私とお昼を食べるためだったのかなって思うと、なんだか、ちょっと嬉しい。
小瀧「なんか食べたいもんとかあるー？？」
A「んー？？私は何でも。のんちゃんのおすすめのお店とかある？」
小瀧「うーん、いつも行ってるイタリアンがあるんやけど。カジュアルな感じでふらっと行きやすいで」
いつも行ってるイタリアン、って。のんちゃんに似合いすぎるな。
やっぱりおしゃれなイケメンは、おしゃれなところでご飯食べるんだな。
マネ「望ー。車出すぞー」
小瀧「ああ、いや、いいや！電車で行く！！って、Aちゃん、ええ？？」
A「え？！いや私はいつも電車移動だからもちろんいいけど…周りの目も気になるだろし、のんちゃんだけは車で行ったら？」
のんちゃんは少し驚いたように目を見開いた。
小瀧「なんで別々で行くん！！一緒がええ！！」
マネ「じゃあ車乗ったら」
小瀧「いややー。それじゃデート気分味わえへんもん！」
マネ「ふうん。分かった。明日は午後からドラマ撮影だから今日はゆっくりな。」
小瀧「おっけー！」
えええええ？！
いいんかーい！！マネージャーがあっさりとのんちゃんの希望を聞いて、さっさと帰り出すから。
私は慌ててマネージャーさんを追う。
A「あ、の！」
マネ「はい？」
A「え？？いいんですか？？電車で…って。」
マネ「ああ。別に構いませんよ。だってこれ仕事ですから。まあ言ってしまえばロケみたいなもんですし。Aさんはスタッフですから。」
そう、だよね。これは仕事だもん。
分かってるはずなのに、なんでこんなに焦った気持ちになったのか自分でもよく分からなくて。
私はあくまでスタッフなのに。なんですっかりやましい気持ちになってたんだろ。
小瀧「Aちゃん？？」
のんちゃんは私を追って、駆け足でこちらに向かってきた。
少しだけはねた前髪が可愛くて、思わず手を伸ばした。
小瀧「え？」
A「あ！ごめん！前髪が、はねてたから！」
分かりやすく真っ赤になるもんだから、その熱が自分にまで伝わってくるようで。
きっと私の顔も赤いかも。
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JWJUMP(プロフ) - 続きがみたいです！更新お願いします！ (2019年8月28日 21時) (
レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
さつまいも - 更新お願いします！！続きがすごく気になる、、 (2019年8月11日 12時) (レス) id: 61cadefdc0 (このIDを非表示/違反報告)
JWJUMP(プロフ) - 更新頑張ってください (2019年8月3日 23時) (レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅろ - 作者様の書き方がとても上手くて作品に惚れてしまいました！これからも作者様のペースで更新頑張って下さい、応援しています！ (2019年6月14日 4時) (レス) id: 7922eae3f5 (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - いつも楽しみに拝見してます。毎回ドキドキニヤニヤしてます。これからの展開がどうなるんでしょうか？私は紫ジャスミンなので…そっちを願います。これからも更新楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年6月11日 11時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏海 | 作成日時：2019年5月19日 5時
