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story4 ページ4

頭が…痛い



身体中が痛い…



ここは?



私はどこにいるの?



何も分からない



私は誰?



看「花園さん?


聞こえますか?」


私は上の方から聞こえる声に頷く



「あの…私は誰なんですか?」



記憶喪失だった



こんな事、本当にあるんだと


ただただ驚いた



私の身内であるという人が世話をしてくれた


身内ってことはお母さん?


なんて思って聞いてみたけど


苦笑いしたまま返事はくれなかった


じゃあ、お母さんじゃないんだ


両親はどこにいるんだろう


忙しい人なのかなって


仮説をたててみたりしたけど



真実は誰も教えてくれなかった


記憶喪失といっても身体は正常で


早くに退院して家に帰った


私の家には何もなくて


本当にここで暮らしていたのかと


疑問を持ったりしたけど


私にはそれを教えてくれる人がいなかった

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作者名: | 作成日時:2016年2月7日 10時

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