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AKITO SIDE





______




『なぁ、なんでかて聞いてんねん。』




淳太が気に食わない顔で俺を見つめる。
遅れたのは悪いと思うけど、そないしてまで怒る理由が分からへん。



『雄也とでも居ったんか?』




「え?なに言うてんの?」




あ、やっぱ何でもない、と食い下がる淳太はいつもと違い余裕が無いように見えた。
それでいてあんなに俺様なのに、視線を逸らし顔を真っ赤にして照れている。
それって、もしかして...




「...俺への独占欲?」




俺が掛けた言葉にあからさまに反応する。
それから何秒立っても否定の言葉は出ず、俺の言ったことは合っていたらしい。




「へへ、淳太もかわええとこあるんやな〜」




あんなにどSな奴がこないして余裕無くなって俺の事を考えてたって思うと、いきなり淳太が愛しく感じてきた。
そんな事を考えていたのも束の間、いきなり淳太が俺の腕を掴み抱き寄せる。
抵抗する間も無く、淳太の顔は俺の耳元へと移っていた。




『お前、俺の事舐めとったら痛い目に合うで?』




耳元で囁かれた男らしい溜息混じりの声に、体は自分の意と反して素直に反応してしまう。
そんな淫らな俺の姿を嘲笑うように、耳を甘噛みしたり、舐めたりし始める。




「ンぁっ、耳、やっ 、!」




そんな俺の言葉に一切聞く耳を持とうとしないで、淳太は俺の耳を攻め続ける。
自然と声が上がり、腰が疼くようになった時、全身が快感によって痺れる感覚を覚えた。
それを見た淳太が、驚いたのと面白がったように俺を見つめる。




『なに、照史、









キスだけで 、 イ.ったん?』









.

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オレンジ染色体(プロフ) - はじめまして。この作品大好きですお忙しいとは思いますが、更新頑張ってください!! (2017年10月8日 14時) (レス) id: c8d9d4df0e (このIDを非表示/違反報告)
阿呆田やで笑 - 続き楽しみにしてます!このあとの展開に期待してます!笑 (2017年7月26日 14時) (レス) id: ef56bcdcce (このIDを非表示/違反報告)
- 続きお願いします!! (2017年7月24日 19時) (レス) id: 691e187b55 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 腐女子友達って我のことかね!?!?(( (2017年6月29日 21時) (レス) id: 2e551f1271 (このIDを非表示/違反報告)
鳳清四郎(プロフ) - いつも楽しく拝見しております。疑問なのですが、R18のフラグはたてないのでしょうか? (2017年6月27日 23時) (レス) id: d8dc3cfa3a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫英 | 作成日時:2016年12月20日 4時

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