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AKITO SIDE




______




朝食を食べ終えた後、俺は2人の事を無視して真っ直ぐ自分の部屋に向かった。
部屋に入って自分の顔を鏡で見てみると、俺はトマトなんやろか?って思う程まっかっかに火照っていた。









『今日からお前は、俺に絶対服従な。』









顔が真っ赤になったのは、紛れもない淳太からの一言。
服従て、一昨日されたことより恥ずかしくなってまうの?
もっと痛かったりするんやろか、はたまた絶妙に気持ちええのか、
って、俺は何を考えとんねん!!









そんな風にぼーっとしていると、扉をノックする音が部屋に響いた。
急いでドアを開けると、若めの執事らしき人が居た。








《桐山様、中間様がお呼びでございます。至急、中間様のお部屋へお願い致します。》









淳太からって、なんやろ?と思いながら、ふと今朝言われた言葉を思い出す。
部屋って、多分二人っきりやんな。
な、何があってもおかしないやん!!









《顔が赤くなって居られますが、どうかされましたか?》









「あの、いや、なんもないです!」









それならよかったと、満足気な笑みを見せ執事は帰って行った。
完全に居なくなった事を確認してから自分のベットにダイブする。
まだ何かが起こると決まったわけではないし、でもあんな事言われた後やし...
うぅ〜と1人で唸っていると、時計を見ると5分も経っていたことに気がついた。
考えるのをやめ、長い廊下を急いでダッシュし、淳太の部屋のドアをノックする。
どうぞ、と言う声に応えドアを開けると、そこでは眼鏡をかけた淳太がパソコン巧みに操っていた。
不覚にも格好いいと思ってしまったのは、心に閉まっておこうと思う。
そのまま見惚れていると、パソコンにあった淳太の視線が俺に移った。
何を言われるか分からず、立ちすくんでいると淳太が口を開いた。









『なんで、こんな遅れたん?』









桐山照史、人生終わりました...。









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オレンジ染色体(プロフ) - はじめまして。この作品大好きですお忙しいとは思いますが、更新頑張ってください!! (2017年10月8日 14時) (レス) id: c8d9d4df0e (このIDを非表示/違反報告)
阿呆田やで笑 - 続き楽しみにしてます!このあとの展開に期待してます!笑 (2017年7月26日 14時) (レス) id: ef56bcdcce (このIDを非表示/違反報告)
- 続きお願いします!! (2017年7月24日 19時) (レス) id: 691e187b55 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 腐女子友達って我のことかね!?!?(( (2017年6月29日 21時) (レス) id: 2e551f1271 (このIDを非表示/違反報告)
鳳清四郎(プロフ) - いつも楽しく拝見しております。疑問なのですが、R18のフラグはたてないのでしょうか? (2017年6月27日 23時) (レス) id: d8dc3cfa3a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫英 | 作成日時:2016年12月20日 4時

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