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AKITO SIDE
＿＿＿＿
「はああああああ、」
広い風呂場に俺の大きな溜息が響く。
あの後、俺は淳太君の要求に応え続けた。
何回体を交わしたかなんて、数えれるような余裕がなかったから覚えていない。
お陰様で腰は痛いはキスマは疼くは本来使われない俺の中はぐちゃぐちゃした淳太の欲の塊で溢れてるなんていった最悪なコンディションだ。
それなのに淳太は反省の意なんか一切示さず、俺にしてくれたことといえば風呂場に運ぶことだけだ。
とはいってもあの単細胞野郎は姫様抱っこしたのだが。
いや、辛うじてそこまでは許せる。そこまでは。
なのに、どうして、
『そこちゃうわ。もうちょっと右やて。』
一緒に風呂に入らなあかんの！？！？
いや、さっきまで公では口にできないような行為をしていたわけですよ。
なのになんでまた男が二人裸の付き合いをせなあかんのですか！？
俺、そろそろ神様恨みますよ。
なんて一人で考えながらも、一応家に居させてくれる淳太には逆らえないから言うことを聞く。
『そう、そこ。あぁ、気持ちいいわ。』
とか言いながらさっきまでの超俺様っぷりが考えられないような無邪気な笑顔を見せる。
いや、地味にギャップ萌えやわ。
...って俺は何考えてん！？
まさか俺がこんな自己中でドＳで単細胞でイケメンでお坊ちゃんで細そうなわりにいい体つきしてるやつに...
って完全に俺の思考乙女やんけ！！！
ふと思い出したように淳太を見ると奇妙なものを見るような目で俺のことを見つめていた。
まさか、また心の声がもれてたん！？！？
『お前、顔まっかやで。なした？』
もっとドＳ発言でもするのかなと思ったら不気味なくらい優しい言葉を投げかけてきた。
「な、なんでもない！！あ、俺暑いところ苦てなんよ！！お、俺、もう洗ったからでるな！！！」
原因が分からない鼓動の速さが淳太に伝わってほしくないため、俺は逃げるように風呂場を後にした。
.
.
『あいつ、期待させんなっつうの...』
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オレンジ染色体(プロフ) - はじめまして｡この作品大好きですお忙しいとは思いますが、更新頑張ってください!! (2017年10月8日 14時) (
レス) id: c8d9d4df0e (このIDを非表示/違反報告)
阿呆田やで笑 - 続き楽しみにしてます！このあとの展開に期待してます！笑 (2017年7月26日 14時) (レス) id: ef56bcdcce (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続きお願いします!! (2017年7月24日 19時) (レス) id: 691e187b55 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 腐女子友達って我のことかね！？！？(( (2017年6月29日 21時) (レス) id: 2e551f1271 (このIDを非表示/違反報告)
鳳清四郎(プロフ) - いつも楽しく拝見しております。疑問なのですが、R18のフラグはたてないのでしょうか？ (2017年6月27日 23時) (レス) id: d8dc3cfa3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫英 | 作成日時：2016年12月20日 4時
