俺、この世界から消えたみたいです

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山「オムライスできたよ〜」



この一言だけで何かが幸せ。


有「美味そ！！食べていい？」



伊「いただきまーす」


誰かの声が聞こえるだけで幸せ

なんかいいな 当たり前のことって



…そうだ 大ちゃんに話さなきゃ



山「大ちゃん 食べながらでいいから聞いてくれる？」


有「うん！」



山「俺さ この世界から消えたみたい」





有「…え？」




それから 大ちゃんにも 全てを話した



有「なんか…信じれないような…」




だよね…





有「でも俺！信じる！


そんな問題！俺が解決してやる！大貴様におまかせあれ！」


伊「慧様も手伝っちゃうよ？おまかせあれ！」






山「何やってんの…笑」




分かってる




俺を笑わせようとしてくれてるんだよね




ありがとう、





伊「よし！まず今までの出来事を整理しよっか」




俺らは 俺の身に起こった出来事を全て 紙に書き出した。




有「…不思議だね…


外の何かに触れるだけで山田の存在はこの世界から消える…」





伊「なんかよくわかんないな…


でも 山田の存在がなくなったってことはわかった




だって、ほら ネットで検索しても何も出てこない




メンバーにしか分かんないのかな」



有「Hey! Say! JUMPの絶対エース…


伊野尾慧…」




伊「…ねぇ！山田！これ見て」



そう言って伊野尾ちゃんにスマホの画面を見せられた。




山「… これって？」




伊「ブログ？ 主婦さんらしいけど」


内容は こうだった。



『妊娠生活4ヵ月目



速いかもだけど 名前を


涼介にしようかと思ってる。』





伊「この人のフルネームが… 山田美奈…


下の名前は置いといて





山田って名字…」




有「この世界では 山田はまだ生まれてないってこと？」

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